万次郎side 赤い糸 ページ3
Aが帰ってくるといつもと様子が違った。
だからすぐに何か隠してるとわかった。
何を隠してるのかを聞くと
1番聴きたくなかった名前をだされた。
灰谷蘭、、、
前回はこんなに早く会わなかったのにな。
Aになんで会ったらいけないのかと聞かれるともう俺のわがままとしか言えない。
Aが俺から離れて灰谷のとこに行ってほしくなくてわがままを言ってる。
最低だな、、、
俺。
でも俺はあの日、、、たい焼きをくれたあの日から俺はわがままを最後までわがままを貫き通すって決めたんだ。
A、、、
きっとAが思ってるよりずっとAを愛してる。
Aに愛してると伝えてもAから帰ってくるのは愛してるではなく、大好きという言葉、、、
それが嬉しいはずなのに辛い。
Aのせいじゃねぇ。
俺がそこまで想わせられないのが悪い。
そんなのわかってんのに、どうしたらいいのかわかんねぇ。
Aに「そういえば!!灰谷蘭さんって三つ編みって言ってなかった?私見た時びっくりしちゃって!」
と言われた。
俺は灰谷蘭とは会うなとしか言ったことがない。
なぜならできるだけ灰谷蘭との繋がりを断とうと思ったから。
、、、なのにAは灰谷が三つ編みだったことを知っていた。
でもここで三つ編みだったなんて言ってないなんて言ったらAが思い出してしまうかもしれないだから
俺は「、、、大人になったから切ったんじゃね?」としか言えなかった。
俺は灰谷とこれ以上会ってほしくなくて「A、今日会った所にはもう行かないでくんね?」とだけ言った。
こんなこと言ってもAと灰谷蘭の赤い糸はずっと繋がったままなんてわかってるのに、、、
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作者名:愛蘭 | 作成日時:2023年2月27日 0時