約束 ページ8
「そういえば、何がいいか聞いてなかったからココアにしたけど飲めるか?」
「ココア!?大好きなの!ありがとう」
「よかった」
「へぇ〜、ココア好きなんだ〜ってことは甘い物が好き?」
「そうなのー甘い物って癒されるんだー」
「そうなんだ〜」
「あっ!兄貴にはコーヒー買ってきたぞ」
「おっ!サンキュー」
あれ?竜胆くんジュース買ってないのかな?
「竜胆くん、まだ飲んでないしココア飲む?あっ!でも、少しは残してほしい」
「「はぁー」」
2人は大きなため息をこぼした。
「どうしたの?」
「そういうこと他のやつにすんなよ〜」
そういうことって?
まぁ、一応返事しとこう。
「うんー、わかったー?」
「兄貴、Aは全然わかってねーよ」
「仕方ねーな〜、とにかく他のやつに自分のに口つけさせんなってことな〜」
「はーい?」
やっぱりよくわかんないな、、、
「じゃあ、寒ぃから一口くんね?」
「うん!はいどうぞ!」
「温けぇ、ありがとな」
「蘭ちゃんにも一口ちょうだ〜い♡」
竜胆くんが私に返そうとしたらそれを蘭ちゃんが取った。
コーヒーあるのに?
ココアがよかったのかな?
「いいよ!」
「兄貴のそういうところ嫌い」
「はい!冷めねぇうちに飲めよ〜」
「うん!いただきます」
2人は飲み終わったらまたバイクの後ろに乗せて送ってくれた。
「今日は本当にありがとう!すごく楽しかった!」
「またな」
「予定空けとけよ〜」
そう言って帰ろうとした。
「あっ、、、まって!」
「ん〜?どうした?」
「あの、、、ね、、、」
早く言わなきゃ、寒いのに待たせて、、、
でも、怖くて、緊張して声が出てこない。
「どうした?」
「あ、、、の」
「ゆっくりでいいからなぁ〜、オレらは言えるまで何時間でも待てるからなぁ〜」
蘭ちゃん、、、
本当に優しいな。
落ち着いて言える気がする。
「あのね、私もっと2人と仲良くなりたいの、だから来週のこと、約束してほしい、、、ごめんね、やっぱりめんどくさいよね!こんな私嫌だよね」
私のこと嫌いになっちゃったらどうしよう、、、
「全然めんどくさくないし、嫌じゃね〜よ?」
「ほんと?」
「ほんと俺も兄貴もAを嫌になることなんて絶対ねぇよ」
人の本当の気持ちなんてわかんない、裏ではどう思ってるかなんてわかんないから信じちゃダメ、、、
でも、この2人なら、、、
「よ〜し、来週絶対くる。約束なぁ〜」
「うん!約束!!」
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愛蘭(プロフ) - 如月さん» 初めてコメントもらえてすごく嬉しいです!面白いと言ってくださってありがとうございます!!これからも見ていただけると嬉しいです (2023年2月24日 0時) (レス) id: 209da88fc1 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 初コメ失礼します! めちゃくちゃ面白いです! 蘭ちゃんハマってしまいました! 続きとても気になります! 更新無理せず頑張ってくださ〜い (2023年2月24日 0時) (レス) @page40 id: 67bfb56258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛蘭 | 作成日時:2023年2月7日 18時