世界1綺麗な場所 ページ7
返事をすると2人が私を見てため息をついた。
やっぱり私がわがままだから嫌になっちゃったのかな?
と考えていると
2人に「「敬語!!」」
と言われた。
あっ!
それでため息をついたんだ、、、
嫌われたわけじゃなくてよかった。
「とりあえず、敬語無くしてね〜」
「努力しま、、、するね」
「じゃあ行くか」
「着いたぞ〜」
着いたのは学校から遠く離れた高めの廃ビルだった。
途中からは歩いて寄り道しながらだったから時間はもう8時を示している。
バイクは蘭ちゃん達の家に止めたんだけど、2人の家はタワマンで目が点になっちゃったよ。
「どうだ?」
「綺麗、、、」
すごいほんとに綺麗、、、
「すごい!ほんとに綺麗!六本木がキラキラ光ってよく見える!」
「だろ?」
「喜んだみたいでよかった〜♡」
「連れてきてくれてありがとう!2人とも」
「Aが喜んでくれるならどこにでも連れて行くぞ〜」
本当にいい人だなぁ、、、
「そうだ、これから毎週月曜日は迎えに行くかんな〜」
「え?」
なんて言った?
今毎週月曜日来るって言わなかった?
「ごめん、もう一回言ってもらってもいい?」
「ん?だから毎週月曜日は学校に迎えに行くから〜」
蘭ちゃんがニコニコしてるけど圧がすごい、、、
来なくていいはダメっぽい。
「予定空けとけよ」
竜胆くんまで、、、
でも、会えるのが凄く嬉しい。
会ってまだ2回なのにどうしてこんな気持ちになるんだろ?
「そろそろ行くか?」
「うん、、、」
名残惜しいけど時間も時間だしそろそろ行かなくちゃ。
「またいつでも連れてきてやるからな〜」
「うん!ありがとう!」
「くしゅっん!!」
ちょっと寒くてくしゃみが、、、
「大丈夫か〜?蘭ちゃんの上着きてろ〜」
「いや、大丈、、、「きてろ〜」はい、ありがとうございます、、、」
また、圧がすごくてつい敬語に。
「俺なんか熱い飲み物買ってくるわ、ちょっとまってろ」
「大丈、、、」
言う前に行ってしまった。
「蘭ちゃん」
「ん〜、どうした〜?」
「今日は世界1綺麗な場所に連れてきてくれてありがとう」
「どういたしまして〜」
「おーい、買ってきたぞー」
竜胆が帰ってきた。
「ありがとう!あっ、お金、、、」
「おい、女に財布出させるわけねーだろ」
「受け取れよ〜」
「ごめんね」
「ごめんじゃなくてありがとうな〜」
「ありがとう」
2人にはお礼を言ってばかりだな、、、
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愛蘭(プロフ) - 如月さん» 初めてコメントもらえてすごく嬉しいです!面白いと言ってくださってありがとうございます!!これからも見ていただけると嬉しいです (2023年2月24日 0時) (レス) id: 209da88fc1 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 初コメ失礼します! めちゃくちゃ面白いです! 蘭ちゃんハマってしまいました! 続きとても気になります! 更新無理せず頑張ってくださ〜い (2023年2月24日 0時) (レス) @page40 id: 67bfb56258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛蘭 | 作成日時:2023年2月7日 18時