突然の別れ ページ40
金髪の男の子と別れた後家に帰ると玄関には2人の靴があった。
もう帰ってきてるんだ！
「ただいまー！」
なぜか2人はいつものようにおかえりと言ってくれない。
どうしたの？
私は嫌な予感がして急いでリビングの扉を開ける。
そこにはソファに座る2人。
「蘭ちゃん､竜胆くん､､､どうしたの？」
なんだか2人とも様子がおかしい。
私の声も震える。
少し沈黙が続いた後声を発したのは蘭ちゃんだった。
「A」
「､､､何？」
嫌な予感がする。
「別れよう」
「ど､､､どうして？ずっと離れないって言ってくれたよね！？いつでもハグしてくれるって言ったよね？なのに､､､どうして？お願い､､､お願いだから別れるなんて言わないで､､､」
「オレもう無理なんだよ」
「え？」
「こんなめんどくさいやつの世話すんの誰だって嫌だろ？」
「そ､､､そんなことわかってたよ？自分が一番､､､わかってたよ？でも､それを蘭ちゃんは受け入れてくれたんだと思ってすごく嬉しかったの､､､」
「マジでめんどくせぇ」
嫌。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
お願いだから離れて行かないで。
もうだめなんだよ。
あなたがいないと､､､
もうだめなの。
「蘭ちゃ､､､お願い」
「出て行け」
「うぅ､､､」
もうどうしようもないんだとわかり家を出る。
何時間公園で泣いてたんだろ､､､
外は暗い。
これからどうしよう。
ママがいる家に帰らなくちゃってわかるけど嫌だな。
このまま公園にいようかな。
なんて考えていると､､､
「A！？」
この声は､､､
「留美？」
「やっぱりAだ！どうしたの？」
「ちょっと色々あって､､､」
時間あるから全部聞かせてと言われたので全て話した。
「嘘､､､でしょ？あの灰谷蘭が､､､？」
「うん､､､」
「あぁ､､､そういうこと。不器用な人」
「え？」
今留美がぼそっと何か言ったけど聞き取れなかった。
「なんでもない､､､とりあえず私の家に来て！」
「えぇ！？そんなの悪いよ」
「何も悪くないから！早く行くよ！！」
留美の優しさに甘えて当分泊まらせてもらうことになったが留美の母親はすごく優しく迎え入れてくれた。
いいな。
こんなに優しい母親がいて､､､
なんて思ってしまう。
その後ご飯も勧めてくれたが今はどうしても食欲がないと断って先に寝さしてもらった。
さよなら、蘭ちゃん。
大好きだったよ。
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愛蘭(プロフ) - 如月さん» 初めてコメントもらえてすごく嬉しいです！面白いと言ってくださってありがとうございます！！これからも見ていただけると嬉しいです (2023年2月24日 0時) (
レス) id: 209da88fc1 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 初コメ失礼します！ めちゃくちゃ面白いです！ 蘭ちゃんハマってしまいました！ 続きとても気になります！ 更新無理せず頑張ってくださ〜い (2023年2月24日 0時) (レス) @page40 id: 67bfb56258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛蘭 | 作成日時：2023年2月7日 18時
