竜胆side 本当の思い ページ32
初めて会った日から好きだった。
今も俺の心を掴んで離してくれない。
俺と兄貴はやっぱり好きになる奴も一緒なんだな。
初めて会った君は死のうとしてた。
多分最初は俺も兄貴もあの光を宿さない目に惹かれたんだと思う。
あんな目をした奴は初めて見たから。
まるで世界の終わりにいるかのようなあの絶望した目、、、
途中から気づいてた。
Aが兄貴のことを好きになってるって、、、
でも諦めきれなかった。
もし俺がAに告白しても優しいAはすごく悩むだろう。
兄貴が好きな自分を犠牲にして俺を選ぶかもしれない。
それは嫌だ。
だからいいんだ。
俺の気持ちは伝えない。
俺は兄貴もAも大事だから。
自分がどうなろうと構わない。
でも、妹として大事に思ってるなんて嘘だ。
女として好きなんだ。
良い弟をもったな?
兄貴。
Aと兄貴が今日遊園地に行く。
正直羨ましい。
俺もAと2人で行ってみたかったな、、、
でもこれから先兄貴が俺とAの2人で遊園地に行くなんて許さないだろうから。
一生叶わない思いなんだな。
兄貴、、、
一生Aを幸せにしてくれ。
俺じゃ力不足だ。
あの目を愛に満ちた輝く瞳に変えてくれ。
A
愛してる。
56人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛蘭(プロフ) - 如月さん» 初めてコメントもらえてすごく嬉しいです!面白いと言ってくださってありがとうございます!!これからも見ていただけると嬉しいです (2023年2月24日 0時) (レス) id: 209da88fc1 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 初コメ失礼します! めちゃくちゃ面白いです! 蘭ちゃんハマってしまいました! 続きとても気になります! 更新無理せず頑張ってくださ〜い (2023年2月24日 0時) (レス) @page40 id: 67bfb56258 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛蘭 | 作成日時:2023年2月7日 18時