生きる意味を教えてくれたのはあなた【灰谷蘭】

あなたなら､､､２ ページ18

「マジか、そんなことかよ､､､」

そんなこと！？

私すごく悩んだんだよ！

「Aはオレ達に一生頼っとけばいいんだよ」

「そんなのダメだよ！！」

「ダメじゃね〜の」

「Aはオレが不良で人殺しだって知って離れたいと思ったか？」

え？そんなの決まってるのに､､､


「離れたいなんて思わないよ！だって2人がどれだけ私を救ってくれたか､､､」

私は不良でも人殺しでも少しも怖くない。



あなたなら。



「ならもう一生さようならなんて言うなよ〜」

「うん！」

私、こんなに意思が弱いくて大丈夫かな？

　でも、もういいや。

こんなに蘭ちゃんが私と一緒にいたいと思ってるなんて知らなかった。

すごく嬉しい！！

それにさっきまでと違って口調がいつもの感じに戻ってる。

いつもの優しい蘭ちゃんだ。





(ガチャッ)



「ただいま」

「おかえり､､､竜胆くん」

「はぁ？なんでいんの？」

「いちゃダメだった？」

「いやまた会えると思ってなかったからビビった」



竜胆くんに蘭ちゃんは私がどうして離れようとしたのかを話した。


「なんだよそれ」

「ごめんね、やっぱりいない方がいい？」

「そんなわけねぇだろ？でも、理由がしょうもなすぎて､､､」

しょうもないって！！

私がどれだけ悩んだと思って！

「まぁAはオレらから離れんなよ〜」

「うん！ありがとう！！」




「ちょっ！兄貴！？」

「なんだ〜？」

蘭ちゃんはニヤニヤしている｡

すごく機嫌よさそう｡

「Aの首！いつつけたんだよ！しかもつけすぎだろ！」

「これぐらいしとかねぇと〜」

竜胆くんは頭を抱えてる｡

「首がどうしたの？」

「ん〜？オレのって印つけただけ〜♡」

しるし？

「そうなんだ？」

「お前わかってねぇだろ」

正解です。竜胆くん、何もわかりません！

でも、蘭ちゃんがすごく機嫌よさそうなのでよしとしよう｡

蘭side 君を知りたい→←あなたなら､､､１

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