蘭side 離したくない ページ16
オレはこの日を1週間ずっと楽しみにしていた。
なぜならAに会える日だから。
いつものようにAの学校に迎えに行くといつも校門にすぐくるAが来ない。
その代わりにAの友達が来た。
その友達はAは来ないと言い出した。
内心オレはキレそうだった。でも相手は大事なAの友達必死に抑える。
多分竜胆も同じ。
その友達はAから預かったという手紙をオレ達に差し出して帰って行った。
オレらはその手紙を読み始めた。
「はぁ?」
どうなってんだよ、これ以上2人といたらダメだってなんでダメなんだよ。ふざけんなよ、オレ達の心をこんなに掻き乱してきたくせに、なんだよさようならって。
竜胆は驚きすぎて声も出ない。
「兄貴、なんで急にこんな手紙よこしてきたと思う?」
思い当たることが1つ
「オレ達のことを知っちまったからの可能性が高いな」
オレ達は不良だ。
オレ達は人殺しだ。
ずっとAに隠してた。
知ってしまったらオレ達の前からいなくなるかもしれないから。
「だよな、それなら俺らは諦めて離れるしかないな」
「オレは諦められねぇ」
「はぁ?仕方ないだろ、Aはこんな俺達と一緒にいたくねぇんだよ!俺達から離れた方が幸せなんだよ!!」
「Aだけは離せない。一生、死んでも離さねぇ。オレがAを幸せにする」
「兄貴、、、」
A、君だけは絶対に一生
離さない。
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愛蘭(プロフ) - 如月さん» 初めてコメントもらえてすごく嬉しいです!面白いと言ってくださってありがとうございます!!これからも見ていただけると嬉しいです (2023年2月24日 0時) (レス) id: 209da88fc1 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 初コメ失礼します! めちゃくちゃ面白いです! 蘭ちゃんハマってしまいました! 続きとても気になります! 更新無理せず頑張ってくださ〜い (2023年2月24日 0時) (レス) @page40 id: 67bfb56258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛蘭 | 作成日時:2023年2月7日 18時