竜胆side ページ48
兄貴はあの廃ビルで一緒に死のうとしていたがAはきっと途中で思ってしまったんだ。
兄貴まで道連れにしたくないと。
Aは愛を知らなかった。
でもやっとしれたんだな。
兄貴、、、
兄貴がAにしてきたことのおかげでAは愛を知れたんだ。
だから出会わなければよかったなんていうなよ。
「ただいま兄貴。電気ぐらいつけねぇと、、、」
「、、、さっきニュースにオレとAのことがでてた」
「そっか、、、」
「竜胆、、、オレ死にてぇ」
「っ、、、!死にてぇなんていうなよ!!辛いのはわかるよ、、、けどこれはAが選んだ道なんだよ。Aが兄貴には生きてほしいと思ったから今兄貴は生きてんだろ!?Aは思ってる。兄貴に幸せになってほしいって」
「オレは、、、Aがいねぇとだめなんだよ」
「兄貴、、、必ずまた会えるだろ?会える日までAの分まで生きていこう」
「そ、、、うだな」
兄貴が泣いてる。
今まで兄貴が泣いてるところを見るのは片手で数えられるぐらいしかないのに、、、
A、、、俺達は生きる。
Aの分まで。
「兄貴を残してくれてありがとな」
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愛蘭(プロフ) - 如月さん» 初めてコメントもらえてすごく嬉しいです!面白いと言ってくださってありがとうございます!!これからも見ていただけると嬉しいです (2023年2月24日 0時) (レス) id: 209da88fc1 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 初コメ失礼します! めちゃくちゃ面白いです! 蘭ちゃんハマってしまいました! 続きとても気になります! 更新無理せず頑張ってくださ〜い (2023年2月24日 0時) (レス) @page40 id: 67bfb56258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛蘭 | 作成日時:2023年2月7日 18時