今日も君は可愛い

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学ばない私は相変わらず仕事を溜め込んだせいで、さっさと仕事を片付けようとしても結局徹夜行きになった。


けど！！日本と大阪に会うんだし！！！ぶっちゃけ疲れなんか無いに等しい！！！！


再び訪れる日本の街。設備が整ってて治安も良さげ。これ全部日本の性格表してるみたいで好き。



『来たよ日本！うん今日も素晴らしくいい顔立ちしてるね！
大阪！久しぶり！』


大「お久しぶりですわ〜。相変わらず色々と凄い発言してんなあ」


日「なんだか寝不足で気分が高揚している気がするのですが……体調は優れていますか？」


『だーいじょぶ。気遣いまでしてくれるなんて優しすぎて泣いちゃう。
あと、空港で偶然会ったから一緒に連れてきたんだ』


大「ん？？」



私よりも後ろにいた彼に指を指す。付いて行きたいと可愛いことを言うので、秒で了承してしまった。


彼を見て、日本は少しばかり目を見開いた。シャッターチャンス。私は見逃さぬ。



中「你好！中国あるよ！喜ぶよろし！」


日「中国さん……？どうしてここに？」


中「我も日本の観光したいある！ほら、土産にパンダの人形持ってきたあるよ。我の手作りある」


大「おぉ、可愛いやん！」


『まって私も欲しい。中国の手作り。くれよ』



そして揃ったのが、この普段全く組み合わされないであろう四人。私としては癒し担当が増えたので気分は最高。


けれど日本はあまり嬉しくないようだ。あの二人って兄弟なんだっけ。日本が弟とか萌えるからもっと関わってほしいしそこまで仲良しじゃないの余計に兄弟感あるし反抗期の弟と面倒見のいい兄って立場が大変好き。可愛気のある中国が兄貴面するとかなんなん。好。



『それじゃ、まずはどこに行く？』


中「我行きたいとこ決めてるある！さっさと行くあるよ！」


日「ちょっと、中国さんっ！」



先頭を歩く中国に日本は何か話しかけている。並ぶと絵になる。あの二人ってどうしてこう、表現出来ない魅力があるんだろう。語彙が消えるよ。


後ろ姿をほのぼのと眺めていると、大阪が隣にやって来た。



大「ほんま久しぶりですわ。仕事はちゃんとしてはるんですか？」


『日本達が可愛いから…さ……』


大「江戸の時と同じ返事せんといてくださいよ」


『そうだっけ』


大「あん時はイギリスはんが可愛すぎて〜とか言っとりましたよ」


『江戸からまるで変わってないんだな私』



久々に会う友人も、昔から変わらないままだった。

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