今日も君は可愛い

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ケーキ屋でシーランドがはしゃぐ。ああ可愛い。


家へ向かう。シーランドがまた手を繋ぐ。ああああ可愛い。




海「ここがAの家ですか？」


『そうだよ。待ってて、瞬速でホットケーキ作ってくる』



うーんやべ、フライパン久々に持った。いつも買って食ってたからかな。意外と重い。大丈夫かこれ。


まあ大丈夫だろ。根性と愛でなんとかなる。


　


海「早くっ早くっ」



机で既に待機してる姿が可愛い。なにこいつ、もう私の子になってくれないかな。

流石にイギリスに怒られるだろと思っているうちに、完成した。煩悩まみれの頭だと時の流れが早く感じる。焦がすとこだった。




海「できましたか？」



『うん。今ケーキもお皿に出すね』



海「わーい！」




スイーツだけでこんなに幸せになれるのか…………嬉しそう、可愛い、私来世はスイーツになろうかな。



そしてこんな笑顔を見た後だが




『私に隠し事してるよね。教えてくれるなら食べていいよ』



海「えぇ！？？」




大変心苦しい。申し訳ない。




『教えてくれないなら食べちゃだめ。この前イギリスから貰ったスコーンが余ってるからそれをあげる』



海「ひっ、酷いですよ！！！」




めちゃめちゃ悲しい顔するじゃん。ごめんね、本当ごめんね、私もこれ言ってて辛いよ、腹がよじれそう。


でも、いい加減この状況をなんとかしたい。今日は君に会えたから元気になれた。でも明日は？またスルーされてHP減るのか？それいつか私死ぬ。


できることなら両手に持っているケーキ達をすぐに捧げたいよ。でもだめなんだ。ごめん、これは本当に私の命のため。




『どうするの、教えてよ。ケーキ？』



海「うぅぅ………」



『スコーン？』



海「うぅぅぅ…………」




頭を抱えて、真剣に悩んでいる。そんなにこの秘密は言いにくいのか。どんなことなんだろ。ごめん、本当ごめんシーランド。今度はお菓子あげるから。




　




　




　



　




　




　




　




　




　




　




　



　




　




　
海「それでいきなりフランスの野郎がやって来て、お菓子あげるからAと話すなって言われたんですよ。最初はよく分からなかったんですけど、それ我慢すればまたお菓子くれるんですよ。この前は会わないようにしてくれって言われて、僕も細心の注意を払ってたんですけど、うっかり声が出ちゃったのですよ」



めっちゃ喋るやん。



『……え、てか、フランス何言ってんの』

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