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「…成程、それで芝山と孤爪には視えたわけか」
全校に伝えるのは返って混乱を招くのでは、という月島の言葉により
この事は人数の少ない烏野と音駒。
そして肝試し発案者の黒尾、赤葦(木兎の代わり)に伝えられた。
「ごめんね芝山、うちの木兎さんがやりたいって言い出したから…」
「お前もだぞ黒尾、後輩に気を遣わせやがって!」
「イタイやっくん!ごめんね芝山…ケンマも…」
「とにかく今は除霊する方法を考えないと」
さっきまで怖くないような素振りを見せていたAでさえも、西谷が部屋に来てからはずっと隣にくっ付いている。
「塩とか必要ですかね、、」
「やっぱりそれだろ。塩撒こうぜ。」
「でも…塩は食堂に取りに行かないと…」
「「「…………」」」
食堂に行くには ''それ'' が立っている場所である廊下を通らないといけない
「俺が取ってきてやるよ!」
「えっ」
この空気の中、手を挙げたのは他でもない
西谷だった
「…夕先輩本気ですか?」
「おう!俺には視えなかったし、視えないなら別に平気だろ?」
「で、でも!いきなり取り憑いたりするかもしれませんよ」
「それが起こらないように塩取りに行くんだろ。」
あまりの男気に、和倉は感動していた。
「やっぱ俺の夕先輩です……俺もついて行きます!」
「…げ、マジで行くの」
「ツッキーも行く?」「行くわけないデショ」
◇
懐中電灯二個と、付けれるだけの明かりを付けて
西谷と和倉はいざ廊下へと飛び出した。
現在 ''それ'' が視えて霊感がある芝山と孤爪は部屋に残り、それ以外の生徒たちと一緒に待機している
西谷の言う通り、たしかに視えなければ怖くはないというのは本当で
二人は一階にある食堂に辿り着いた。
食堂の電気を付けようとしたものの、なぜか接続が悪く、上手くつかない。
仕方なく懐中電灯のライトだけで塩を探すことに。
「ああ怖い…夕先輩離れないでくださいよ」
「おう!やっぱ棚にあんのかな」
「ちょ、離れないでって言ったじゃないですか!」
一人棚へと歩いていく西谷を慌てて追いかける
食用の塩だけど…ないよりはマシだろう。
あるだけ全部の塩を持って、再び部屋へと戻ろうと踵を返した
その時だった
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てあ。(プロフ) - あいあいさん» ありがとうございます!!大変お待たせしました!これからもよろしくお願いします! (5月25日 19時) (レス) id: 132818d6b3 (このIDを非表示/違反報告)
てあ。(プロフ) - ゆきさん» 怖がってくれてありがとうございます!!そしてこれからもよろしくお願いします!! (5月25日 19時) (レス) id: 132818d6b3 (このIDを非表示/違反報告)
てあ。(プロフ) - たろ。さん» すすすすすみません!!嫌なところで放置していました、、怖がっていただけて嬉しいです、、(?)怖い編終わりました!よろしくお願いします! (5月25日 19時) (レス) id: 132818d6b3 (このIDを非表示/違反報告)
てあ。(プロフ) - 占ツクの作者神さん» 長らくお待たせしました、、頑張って終わらせますので最後まで読んでいただけると嬉しいです! (5月25日 19時) (レス) id: 132818d6b3 (このIDを非表示/違反報告)
てあ。(プロフ) - みかんの缶詰さん» 本当にお待たせしました、、嬉しいお言葉もありがとうございます!そして次こそのやさんのローリングサンダー降り注ぐよう言っておきます! (5月25日 19時) (レス) id: 132818d6b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てあ。 | 作成日時:2020年5月29日 0時