そのきゅう ページ10
さっきから何度も何度も確認している腕時計を
またもう一度、と思い確認する
今は16:27、か…
昨日家に帰ってから、お父様とお母様に足の怪我のことをしつこく聞かれた挙句、元々短かった門限が更に短くなってしまった
だから、今日相良君と話せるのは17時まで。
元々お礼をするだけだし、長居はしないだろうと見積もっての30分
「ねえA、先にお店に入ってようよ。わたしも一緒に待ってる」
緊張のせいか、約束の時間の10分前に着いてしまった私たち。
喉も渇いたし足も疲れてきたころ、理子からそう提案があった
「そうだね…中で待ってよっか」
相良君は…来てくれるだろうか。
「大丈夫よ。ツッパリでも、約束は守ると思うわ。それに、相手がAみたいな子なら余計にね」
不安が顔に出ていたのだろう
理子がそう言ってイタズラっぽく笑ってくれた
どうやらその笑顔に、少し緊張が解けたようだった
◇
ここなら相良君も見つけやすいだろうと思って
窓際の四人席に座る。
時計の針が丁度30分を指したころ
カロン コロン
可愛らしいベルの音とはまるで正反対なオーラを放つ、開久の制服を着た男が二人入ってくる…
二人？！
驚いて顔を見上げると、息を切らした相良君、と
誰だろう…その隣で私にもれなくガン飛ばしまくってるこの人は…
「は、はじめまして…」
内心では今にも死にそうになっているのに一応挨拶はしてしまう
お父様が初対面の人には挨拶しなさいって幼い頃から煩く言うもんだから、つい癖になってのだ。
「お前があのAちゃんか」
あの？あのって何？！
相良君、もしかして何か悪い噂でも言ったの！？
パッと相良君の方を見ると、私の心情を察したのか首をぶんぶん横に降る
「こいつは俺と同じ開久の片桐だ。今日、一緒でもいいか？」
眉を下げて、本当に申し訳なさそうに言うから
私ははい。としか言えない
「この人って…！開久のトップの片桐智司じゃないの！！どうするのよ開久ツートップ揃えちゃって！」
隣で理子が必死に、だけど小声で言った。
ほんとだ、ど、どうしよう……
いまだジッと睨んでくる片桐さんが怖くて怖くて
もうあまりの怖さに視界が揺らいできた、その時…
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麻衣(プロフ) - 伊藤落ちお願いします。 (2021年5月30日 14時) (
レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
こもれおLOVE - あと、椋木先生は3組の担任で、山口先生が5組の担任なんですよね。 (2020年8月14日 14時) (レス) id: 773f58e41c (このIDを非表示/違反報告)
こもれおLOVE - アンチじゃないんですけど、三橋と伊藤は3組です。5組の設定だったらごめんなさい (2020年8月14日 14時) (レス) id: 773f58e41c (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 合格おめでとうございます！！おかえりなさい！ (2019年10月20日 23時) (レス) id: 71439fed4b (このIDを非表示/違反報告)
れおっち - 相良くん希望です 受験がんばってください! (2019年2月23日 20時) (レス) id: 5b344a34f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てあ。 | 作成日時：2018年11月11日 21時
