そのじゅうよん ページ15
「どうかな？」
「ちょっと地味かな〜」
「これは？」
「スケバンぽい！」
「えー、じゃあ…」
理子の辛口コメントのたび、ベッドには却下された洋服たちが積もっていく
今日は日曜日
猛君が映画に誘ってくれたので、その洋服を選んでいるんだけど、これがなかなか決まらない。
「これは？？」
「あ！それがいいわ！ぴったりよ！」
やっと許可が下りたのは、白と桜色の膝丈のワンピース
「これを着て、メイクは少し華やかな感じで…」
下地を塗って
眉をナチュラルに描いて、軽くチークをいれる
まつ毛を優しく上げて
最後に薄ピンクのリップを塗れば
「できたわ！！もうすっごい可愛い！！！」
理子大満足の初デートスタイルが完成したみたい
「見てもいい？」
「どうぞ！あまりの可愛さに気絶しちゃだめよ！」
と、渡された鏡を恐る恐る覗くと
「う、わ…いつもの私じゃない…」
「私もう大満足よ！飾っておきたいわ！」
「…人形って言いたいの？」
「ううん！そうじゃないのよ！」
理子は、Aとの初対面を思い出した。
入学式からその容姿で一際目立っていたAに、思わず言ってしまったのだ
お人形さんみたいで可愛いわね、と
褒め言葉として言ったつもりだったが、Aにとってそれは感情がないと言われてるような悪口であり、言われたくない言葉だった
〜〜〜
『……どうも』
『あ…あなたのお顔が綺麗って意味よ？悪い意味じゃないわ！』
『…そうなの？』
『ええそうよ！よかったらお友達になりましょう！』
『そう言ってくれたのあなたが初めて…ありがとう、よろしくね』
〜〜〜
「なんてこともあったなあ」
思い出を懐かしく思いながら、Aの髪をハーフアップに結っていく
後ろを紺のリボンで結べばますます愛らしいお嬢様の出来上がりだ
「こんなに綺麗にしてくれて、理子ありがとう！」
「いいのよ。そのかわり、今日の感想、聞かせてね？」
キラッと効果音の付きそうなウィンクを頂いたところで、待ち合わせの駅前に向かうことに
理子と一緒に駅に向かうのはカモフラージュ
その方が誰と遊ぶのかとか、聞かれずに済むからだ
理子と別れ、壁にもたれかかる
ちょっと早く着きすぎたかな
壁にもたれて猛君を待つ
突然影ができて、上を見るとそこには…
？「お嬢さん」
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麻衣(プロフ) - 伊藤落ちお願いします。 (2021年5月30日 14時) (
レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
こもれおLOVE - あと、椋木先生は3組の担任で、山口先生が5組の担任なんですよね。 (2020年8月14日 14時) (レス) id: 773f58e41c (このIDを非表示/違反報告)
こもれおLOVE - アンチじゃないんですけど、三橋と伊藤は3組です。5組の設定だったらごめんなさい (2020年8月14日 14時) (レス) id: 773f58e41c (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 合格おめでとうございます！！おかえりなさい！ (2019年10月20日 23時) (レス) id: 71439fed4b (このIDを非表示/違反報告)
れおっち - 相良くん希望です 受験がんばってください! (2019年2月23日 20時) (レス) id: 5b344a34f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てあ。 | 作成日時：2018年11月11日 21時
