そのじゅういち ページ12
あ、そうだ！
相良君と片桐さんの思考はよくわからないので
私は昨日の夜焼いたクッキーを出す
そう、所謂手作りクッキーというものだ。
お礼に手作りのお菓子っていうのも、喜んでもらえるか不安だけど……
「あっ、あの相良君！昨日は本当にありがとう！これ、よかったら食べてください…」
「え？ああ……西園寺さん、の手作り？」
「うん…お口に合うか分からないけど…」
手作り、そう言うと相良君は予想とは裏腹に、嬉しそうに笑ってくれた
よかったあ〜とここでようやく安堵する。
「へえ、Aちゃん料理とかできるんだ」
「う〜ん、一応人並みには…ですかね」
「なに言ってんの！Aの作るオムライスは絶品なんですよ！」
ね？と理子に肩を突かれる
そんな自慢にならないけどな…
だけど、どうやら片桐さんはお腹が空いてたらしく
店員さんにオムライスを注文する
「そうだ、私からもお礼を言わないと！
相良さん、昨日はAを助けてくれて本当にありがとうございました！！」
理子は深々とお辞儀をする
それにつられて相良君も あ、いや、とどもりながらお辞儀を返していた。
◇
今回はお茶代も私が払うつもりだったけど、片桐さんの食事代は関係ないから ということで各自払うことになった。
四人で喫茶店を出る頃には夕陽が商店街を優しく照らしていた
「ねえ理子！あの人理子パパじゃない？」
「あ、ほんとだ！お父さん！」
近くの八百屋さんから出てきた理子パパ
ビニール袋からはネギが見えている
「今日はお父さん、アヒージョ作るよ」
「えぇ！お父さんアヒージョ作れるの？」
「作れない。そもそもアヒージョがなんなのか知らない。」
いつもの赤坂家の会話で和みつつ、また夕食に誘っていただいたが、門限があるからと断った
すると隣で会話を聞いていた相良君は慌てて時計を見る
「やっべぇ、もうすぐ17時過ぎちまう！」
「え？あ！ほんとだ！急いで帰らないと！」
「へえ、門限なんてあんのか。じゃあ俺は帰るわ」
片桐くん、赤坂親子に別れを告げて、相良君と向き合う
「今日は来てくれてありがとう
じゃあ、またね！」
と、帰りかけた腕を掴まれて私は少しバランスを崩す
そしてそれをまたいとも簡単に受け止めてくれる相良君
「……や、俺、送る。
西園寺さん、危ねえから」
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麻衣(プロフ) - 伊藤落ちお願いします。 (2021年5月30日 14時) (
レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
こもれおLOVE - あと、椋木先生は3組の担任で、山口先生が5組の担任なんですよね。 (2020年8月14日 14時) (レス) id: 773f58e41c (このIDを非表示/違反報告)
こもれおLOVE - アンチじゃないんですけど、三橋と伊藤は3組です。5組の設定だったらごめんなさい (2020年8月14日 14時) (レス) id: 773f58e41c (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 合格おめでとうございます！！おかえりなさい！ (2019年10月20日 23時) (レス) id: 71439fed4b (このIDを非表示/違反報告)
れおっち - 相良くん希望です 受験がんばってください! (2019年2月23日 20時) (レス) id: 5b344a34f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てあ。 | 作成日時：2018年11月11日 21時
