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二話 ページ2

「じゃあ、ボクの話をしようか」

「勿体ぶらないで早く話せよ!」

「そう、急かさないで」





リュウは目を閉じて話し始める。

静かに微笑みながら。





「ボクは嘘を吐くのは苦手なんだ。ここは一つ、作り話でもするよ」

「おいおい、作り話で大丈夫か? リアリティ出せるのかよ」

「まぁ、黙って聞こうぜ。面白そうじゃないか」

「ありがとう。でも、大丈夫だよ。だってこれは――……」





リュウは何かを言った。

だがそれは、とても小さな声で聞こえた者はいなかった。

少しだけ上がった口角が生み出す笑みが、皆の心に恐怖心を産み付けた。

その場がシーンと静まり返る。

スゥ、と深呼吸をしてリュウが話し始める。





「――ボクは何時の間にか真っ白な部屋にいたんだ。そこには本当に何もない空間。見渡す限りの白。どこを見ても白。白、白、白。けど、一つだけあったんだ。扉が。ボクは開いてみた。だって、進めって書いてあったから。

そしたら、そこも白い空間だった。けど、さっきの空間とは違った。人が入っている、袋とテレビと斧が置いてあった。人が入っている、という事だけしか分からなかった。テレビには沢山の人が映っていた。どこか恨めしそうにこっちを見ていたんだ。

そしたらね、いきなり放送の声が聞こえてきたんだ。

『これから進む道は人生の道。人生を歩むための道。選択と苦悩は日々の付き物、決断しか道はない。歩く道は多く、決断は一つ』」





あたりはシーンと静まっている。

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名無し - 斧.火炙り.銃殺で殺された人ゎ殺人者の家族 (2015年4月2日 3時) (レス) id: a8cb1003a2 (このIDを非表示/違反報告)
- 凄い怖かったです(。>д<)今とにかく震えてます(゜ロ゜) (2014年8月27日 2時) (レス) id: 33f4a36a57 (このIDを非表示/違反報告)
ジャーファルとヤムライハLOVE(プロフ) - 面白かった! でも、怖かった! (2014年7月15日 19時) (携帯から) (レス) id: a2e2bbd38e (このIDを非表示/違反報告)
なぎ丸さん。(プロフ) - 面白かったです!!右ポチしときました (2014年5月29日 18時) (レス) id: 3229ec190c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして!とても怖いですね!すごいです! (2014年3月29日 13時) (レス) id: 9436aa280d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう猫 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2013年11月14日 18時

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