攻防戦 ページ6
***
エドとマスタング大佐が話している間、アルの怒号が聞こえたりもしたけれど、私とスカーは攻防を続けていた。
『はぁ…はぁ…』
スカー｢…｣
攻防といっても、こちらが押されている感じ。
体力がまるで違うのだ。
私とスカーは、しばらく睨み合って動かなかった。
サングラスのせいで、相手の表情は掴めないけれど、なんとなく動揺はしているのかなと思う。
スカー｢…女｣
『はいっ！？』
突如、話しかけられたから、声が上ずる。
スカー｢…お前は、国家錬金術師か｣
『いえ、違います』
スカー｢ならば、何故戦う｣
『貴方がエドを…鋼の錬金術師を狙うからです』
スカー｢お前は鋼の錬金術師の仲間か｣
『そうなります』
スカー｢そうか、ならば…｣
そしてまた、辺り一面の地面を破壊するスカー。
砂埃が喉に入り、むせてしまったほんの一瞬
『…！』
次の瞬間には目の前に右手を構えたスカーがいた。
(避けれない…！)
私も地面のように粉々になるのかと目を瞑った時
エド｢うらあぁぁ！！｣
スカー｢ぐぅっ…！｣
間一髪のところで、エドの飛び蹴りがスカーの横っ腹に入り、難を逃れた。
エド｢おま、バカか！死ぬぞ！？｣
『大丈夫、生きてる…』
そもそも目標は、エドが来るまで持ちこたえる事だったから
『私、頑張った…』
エド｢後はオレがやるから…！｣
ありがとな、と頭を撫でてくるエドは、スカーの前に立ちはだかり戦闘態勢になる。
アルもその後に続いた。
エド｢待たせたな、スカー。こっからはオレたちが相手だ！｣
そう叫びながら、両手を合わせ地面を龍のようなものに変化させスカー目掛けて隆起させるエド。
この先は、エドとアルの連携プレイで応戦するのだろう。
私は邪魔にならないよう、戦闘には関わらず市民の安全と野次馬の誘導に務めることにした。
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あ - このお話大好きです！更新楽しみにしてます！ (12月21日 2時) (
レス) id: 320108a8ff (このIDを非表示/違反報告)
めりあ(プロフ) - 更新楽しみにしてます (9月25日 22時) (レス) @page28 id: 4dacbef9b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵(プロフ) - なのはさん、miriさん、コメントありがとうございました。ほかの小説を書いていましたが、長らく留守にしていながらもお待ち頂いている気持ちに答えなきゃダメだと思い、やっと更新しました。また更新していこうとおもいますので、よろしくお願いします。 (8月6日 14時) (レス) id: 36d3a8f59a (このIDを非表示/違反報告)
miri - 初コメント失礼します！エドと夢主の関係性がハガレンの物語に凄く良い感じに溶け込んでいてめちゃめちゃ大好きな小説なので続きが気になりすぎて思わずコメントしてしまいました また更新楽しみにしています⭐︎夜宵さんのペースで頑張ってください！ (5月21日 22時) (レス) @page41 id: ad2029d38e (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新しないですか？楽しみです！(>_<) (2023年4月9日 2時) (レス) id: bac325c829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YayoiSakura | 作成日時：2022年7月12日 15時
