全てを飲む ページ30
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ホークアイ中尉がかばい、間一髪のところでマスタング大佐はホムンクルスの攻撃をかわしたようだ。
エド「狙いは大佐か…」
合流しようと、私たちは一斉に走り出す。
すると、マスタング大佐は応戦するため、手袋をはめたようだ。
マスタング「仕方ない…倒すしかないだろう」
エド「ちょ、せっかく捕まえたホムンクルスだぞ!!」
マスタング「生き残るのが優先だ!それに、こちらの名前と顔を覚えられた。
生かしておく理由はない!!」
パチンッ
その音と共に、火花が散る。
錬成反応がホムンクルス目掛け一直線に駆け巡ると
爆発音が上がり、ホムンクルスの体が大きく揺れた。
離れた場所にいる私たちの所にまで、その凄まじい炎の熱が襲ってくる。
ホムンクルス「オオオオ……!!」
ーー仕留めたのだろうか。
ホムンクルスは、苦しそうに声を上げる。
しかし、次の瞬間、マスタング大佐の炎をいとも容易く、その開かれた腹に収めてしまったのだ。
ホムンクルス「げぇっぷ」
マスタング「炎を……飲んだ?」
エド「逃げろ!大佐!!」
炎を飲み込んだホムンクルスは衰えること無く、そのままマスタング大佐に襲いかかる。
ホークアイ中尉は、ホムンクルスの脳天に弾丸を数発打ち込み、思考を鈍らせた後、森の中へマスタング大佐と逃げ込んだ。
エド「…あんな化け物まで造り出すのか、錬金術ってやつは……」
『まずは合流して援護しないと。マスタング大佐、怪我をおさえてる。』
森の中へ逃げていったマスタング大佐は、腹部の怪我をおさえ走っていた。
エド「あぁ。オレの側から離れんなよ」
エドと共に走り出す直前、乗ってきたはずの車を見ると、リンとその従者、ノックスさんがその車に乗り込むのが見えた。
マスタング大佐と合流し、途中で拾ってもらうのが得策だろう。
車が走り出した先を確認し、私たちは森の中へ、マスタング大佐と合流するため走っていった。
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あ - このお話大好きです!更新楽しみにしてます! (12月21日 2時) (レス) id: 320108a8ff (このIDを非表示/違反報告)
めりあ(プロフ) - 更新楽しみにしてます (9月25日 22時) (レス) @page28 id: 4dacbef9b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵(プロフ) - なのはさん、miriさん、コメントありがとうございました。ほかの小説を書いていましたが、長らく留守にしていながらもお待ち頂いている気持ちに答えなきゃダメだと思い、やっと更新しました。また更新していこうとおもいますので、よろしくお願いします。 (8月6日 14時) (レス) id: 36d3a8f59a (このIDを非表示/違反報告)
miri - 初コメント失礼します!エドと夢主の関係性がハガレンの物語に凄く良い感じに溶け込んでいてめちゃめちゃ大好きな小説なので続きが気になりすぎて思わずコメントしてしまいました また更新楽しみにしています⭐︎夜宵さんのペースで頑張ってください! (5月21日 22時) (レス) @page41 id: ad2029d38e (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新しないですか?楽しみです!(>_<) (2023年4月9日 2時) (レス) id: bac325c829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:YayoiSakura | 作成日時:2022年7月12日 15時