夢のよう ページ28
***
エド「…戻るか」
『そだね…』
お互いの気持ちを再確認して、付き合うことになった私たち。
ぎこちないながらもエドがリードするように手を繋ぎ、丘を下っていく。
エド「寒くないか?」
『うん、平気だよ』
エド「ならよかった。もう夜はさみいからさ」
何気ない気遣いが、心を暖かくしてくれる。
隣を歩いているエドが、今は私の彼氏だなんて。
夢のような気がしてしまい、何となく自分の頬をつねってみた。
つねった頬は確かに痛みを感じるので、夢ではない。
それがとても嬉しくて、にやけてしまうのを隠すように、空いた手で口元を覆った。
エド「…?」
『な、なんでもないよ』
不思議そうなエドが私の顔を覗き込もうとしてくるので、咄嗟に顔を背ける。
エド「何ニヤニヤしてんだか」
『してないしっ!』
エド「ほんとかよ」
エドは私を見て、意地悪そうに笑う。
明らかにからかってきている彼は、今とても楽しそうだ。
『もう、本当だって…』
バカン!
私がエドの肩を叩こうと手を挙げた途端、マスタング大佐達がいる建物のある方角から、轟音が上がった。
『…え』
エド「な…」
音のした方を見ると、先程の民家にえぐられたような、通常ではありえないほどの穴があいていた。
建物だけでなく、地面もごっそりえぐられているように見える。
エド「何があったんだ…」
『とにかく戻ろう。皆が心配…』
エド「あ、あぁ」
エドは私の言葉に頷くと、手を引いて走り出した。
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更新遅れてます
すみませんm(_ _)m
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あ - このお話大好きです!更新楽しみにしてます! (12月21日 2時) (レス) id: 320108a8ff (このIDを非表示/違反報告)
めりあ(プロフ) - 更新楽しみにしてます (9月25日 22時) (レス) @page28 id: 4dacbef9b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵(プロフ) - なのはさん、miriさん、コメントありがとうございました。ほかの小説を書いていましたが、長らく留守にしていながらもお待ち頂いている気持ちに答えなきゃダメだと思い、やっと更新しました。また更新していこうとおもいますので、よろしくお願いします。 (8月6日 14時) (レス) id: 36d3a8f59a (このIDを非表示/違反報告)
miri - 初コメント失礼します!エドと夢主の関係性がハガレンの物語に凄く良い感じに溶け込んでいてめちゃめちゃ大好きな小説なので続きが気になりすぎて思わずコメントしてしまいました また更新楽しみにしています⭐︎夜宵さんのペースで頑張ってください! (5月21日 22時) (レス) @page41 id: ad2029d38e (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新しないですか?楽しみです!(>_<) (2023年4月9日 2時) (レス) id: bac325c829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:YayoiSakura | 作成日時:2022年7月12日 15時