検索窓
今日:89 hit、昨日:40 hit、合計:39,643 hit

ごめん ページ12

***


(エド、ごめん…)



伝えたい事、話したい事、沢山あったなぁと思いながら、私は私の生涯が終わる瞬間を待っていた。



その時



エド「スカーーーッッ!!」



スカー「ぐっ…」



エドの叫び声が聞こえた瞬間、スカーは物凄い勢いで吹っ飛んでいった。



押さえつけていた力が無くなり、私は身体を起こす。



エド「大丈夫か、A…!」



ぐいっと、エドに抱き寄せられる。



その手は微かに震えているような気がした。



『…死ぬかと思った』



エド「…オレも、死んだかと思った」



強い力で抱きしめてくるエドは、深く息を吸い込むと、ゆっくりと吐き出した。



エド「…リンはまだか?」



『うん、まだみたい』



エド「アルの事、頼めるか?」



『うん』



エドは立ち上がると、私が立ち上がるのを助けてくれる。



そしてすれ違いざまに



エド「ごめん、守ってやれなかった」



そう言って、彼はひとりスカーに向かっていった。



私は急いでアルの元へと駆け寄ると、瓦礫だけを破壊する錬成陣で、アルを瓦礫から解放した。



アル「なにやってるんだよ!もう!」



死ぬところだったぞ!とお叱りを受けてしまった。



生きてるからいいじゃかいか、とはとても言える空気じゃない。



そして、2人で足並みを揃え、エドの加勢に行こうとしたその時



ドスン!



?「イシュヴァール人、みつけたぁ〜!」



鈍い音と共に空から降ってきた、丸い物体。



アル「ホムンクルス…!?失敗したのか、リン…」



どうやらホムンクルスらしい。



もしかして、リンに何かあったのだろうか?



そのホムンクルスは、スカーに向かっていき



動きの鈍いホムンクルスは、いとも簡単に人体破壊を受ける。



しかし、それをものともしない様子でスカーに体当たりをお見舞するホムンクルス。



このままでは、ホムンクルスを捕獲する前にスカーがやられてしまう。



一同がそう感じたのか、走り出した次の瞬間。



バカァァンッッ!!



近くのマンホールの蓋が、爆音と共に開け放たれる。



そして、そこから舞い上がってきたのは



エド・アル「リン!?」



ホムンクルスを追ってきたであろう、リンだった。




*****

捕縛→←かなうなら



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (135 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
421人がお気に入り
設定タグ:エドワード・エルリック , 鋼の錬金術師 , ハガレン   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- このお話大好きです!更新楽しみにしてます! (12月21日 2時) (レス) id: 320108a8ff (このIDを非表示/違反報告)
めりあ(プロフ) - 更新楽しみにしてます (9月25日 22時) (レス) @page28 id: 4dacbef9b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵(プロフ) - なのはさん、miriさん、コメントありがとうございました。ほかの小説を書いていましたが、長らく留守にしていながらもお待ち頂いている気持ちに答えなきゃダメだと思い、やっと更新しました。また更新していこうとおもいますので、よろしくお願いします。 (8月6日 14時) (レス) id: 36d3a8f59a (このIDを非表示/違反報告)
miri - 初コメント失礼します!エドと夢主の関係性がハガレンの物語に凄く良い感じに溶け込んでいてめちゃめちゃ大好きな小説なので続きが気になりすぎて思わずコメントしてしまいました また更新楽しみにしています⭐︎夜宵さんのペースで頑張ってください! (5月21日 22時) (レス) @page41 id: ad2029d38e (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新しないですか?楽しみです!(>_<) (2023年4月9日 2時) (レス) id: bac325c829 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:YayoiSakura | 作成日時:2022年7月12日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。