四話 ページ5
.
「ざんき？難しそうな名前やな」
「まあたしかに画数多くて面倒な名字だなぁとは思ってるよ」
適当に選んだ漢字くっつけただけだから仕方ないけど。
「あなた達は雄英の生徒なんでしょ？えっと...あなたは麗日お茶子ちゃんで、あなたが八百万百ちゃん。向こうにいるピンクの子が芦戸三奈ちゃん。
他の子は分からないけど、この三人はトーナメントに出てたから覚えてたんだ。
体育祭かっこよかったよ。
...特に、お茶子ちゃん」
「えっ！？うち！？」
「だってトーナメントで優勝した爆豪くんといい勝負してて、あともうちょっとってとこまで追いつめてたし、諦めない姿勢がかっこよかったから」
「いや...うちは爆豪くんとたまたま当たっただけで追いつめてなんか...」
「？あのとき爆豪くん手を痛めてたでしょ？多分個性を使いすぎて痛めたんだと思うけど、そうなったのは多分最後の流星群が原因だと思う。あれたくさんあったから結構負担になったんじゃない？
...回避にしろ迎撃にしろ個性を使う。お茶子ちゃんはその隙を狙ったんでしょ？」
「うん...」
「なら作戦成功してたんだよ。凄いじゃん。体育祭優勝したやつと張り合えたってことなんだからさ」
「...ってことは...麗日凄いじゃん！！あの爆豪と張り合えたってことじゃん！！」
「あの爆豪ちゃんが...驚きだわ」
お茶子ちゃんはぽけーっとしている。
「Aさんは凄いですわね！私爆豪さんが負荷を負っていたなんて気づきませんでしたわ！」
「...凄いですね。教師陣の中でも気づいてるやつ少ないのに」
私がお茶子ちゃん達と話しているといつの間にかイレイザーヘッドと女の子二人がこちらに戻ってきていた。
「私そういうのによく気づくんですよ。相手のどこが弱くてどこが強いのか。どんな癖があるのかどんな性格なのか...
そういうのを見抜いた方がやり易いですから」
「さっき言ってたやつですか？」
「はい。私も一応教える立場なので」
「...あの、もしよかったら＿＿＿＿＿＿＿」
と、イレイザーヘッドが何か言いかけたとき、向こうから爆発音がしてきた。
...面倒ごとに巻き込まれる予感がするな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜 - ユカさん» 長との戦い...ドキドキの展開（？）ですね。はたして、結果はどうなるのか...まあ、ネタバレは面白くないので続きをどうぞ！！ (2020年9月20日 10時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - 桜さん» 続き読みました！長との戦いがどうなるか、楽しみですo(^-^)o (2020年9月19日 21時) (レス) id: 3871a6219e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ユカさん» コメントありがとうございます！！テスト期間が終わったのでこれから更新しますね！！ (2020年9月18日 21時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - すごい素敵なお話でした！！語彙力が無さすぎてこれ以上何も言えないのですが、続きが更新されるのを楽しみに待ってます！ (2020年9月14日 23時) (レス) id: 3871a6219e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 紀瑠 藍登さん» 本当ですか！？ありがとうございます！面白いと思っていただけたなら幸いです！こちらこそイベントに参加させてもらえてありがたいです！他にも作品ができたらイベントに参加させてもらいたいです。 (2020年8月25日 20時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜 | 作成日時：2020年8月14日 21時
