二十三話 ページ24
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「...“今まで人を殺すことに耐えてきた”ってどういうことだ...？」
「まるで、人を殺すことを嫌がってるみたいな...」
「こいつは人を殺すことを嫌がっていた。それは事実だ。だから私の班に入れ、人を殺す機会を減らしてやった。
まさか赤ずきんに入っているから人を殺すことを嫌がっていないとでも思っていたのか？」
「「...」」
図星なのか二人は黙ってしまった。
「それは大きな間違いだ。私達は仕方なくやっているだけだ。
生きるためにやっているだけ。
...それの何が悪い。まともに働くこともできないやつらはこうでもしないと生き残れないんだ」
私の班にいる部下は私が先に殺してしまうから人を殺すことはあまりない。だからこいつを私の班に入れた。
私は今の話で衝撃を受けているのかボーッとしている二人の隙をついて屋根から屋根へと伝い走る。
「ッ！しまった！マイク！」
「Yeahーーーーー！！！」
私は咄嗟にプレゼントマイクの声が届く範囲から逃げるが、少し当たってしまい鼓膜が破けた。
「さすが雄英で教師をしているだけはある、か」
あの二人を殺すわけにもいかないし、逃げるか。
「悪いが貴様らの相手をしている余裕はない。とっとと去れ」
「それを聞いて俺達が下がるとでも思ってるのか？」
「思っていない。しつこいのは前ので知った。あのときは撒くのに相当苦労したんだ。二度も同じような思いをしたくはない」
私はポケットから笛を取り出し、口にくわえようとする。
「だから＿＿＿＿＿＿＿死なない程度に頑張るんだな」
「「は？」」
「ピーーーーー！ピーー！」
私は笛を鳴らし部下を呼ぶ。これは赤ずきんに入っている者にしか分からない暗号だ。だからヒーローや警察には分からない。
暗号は笛の長さや音で変わる。
今の暗号は部下にヒーローの足止めをするというものだ。
私が二人から逃げるように屋敷の合間を縫うようにして走ると、二人が追いかけてくる。
すると、屋敷の横に潜んでいた部下達が二人に銃を向けた。
「今だ！殺れ！」
部下達は銃弾を放つ。
「「...！」」
驚いた二人は物陰に隠れる。私が弾が撃たれる前に声を出したため被弾はしなかったようだ。
しばらく銃の音が響き渡ったが、二人には当たらなさそうだ。
「もういい。ヒーローに捕まらないように貴様らも逃げろ。
私は別行動をする。絶対に捕まるなよ」
「分かりました。お気をつけて」
「ああ」
そうして、私はヒーローに捕まることなく逃げきった。
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桜 - ユカさん» 長との戦い...ドキドキの展開（？）ですね。はたして、結果はどうなるのか...まあ、ネタバレは面白くないので続きをどうぞ！！ (2020年9月20日 10時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - 桜さん» 続き読みました！長との戦いがどうなるか、楽しみですo(^-^)o (2020年9月19日 21時) (レス) id: 3871a6219e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ユカさん» コメントありがとうございます！！テスト期間が終わったのでこれから更新しますね！！ (2020年9月18日 21時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - すごい素敵なお話でした！！語彙力が無さすぎてこれ以上何も言えないのですが、続きが更新されるのを楽しみに待ってます！ (2020年9月14日 23時) (レス) id: 3871a6219e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 紀瑠 藍登さん» 本当ですか！？ありがとうございます！面白いと思っていただけたなら幸いです！こちらこそイベントに参加させてもらえてありがたいです！他にも作品ができたらイベントに参加させてもらいたいです。 (2020年8月25日 20時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年8月14日 21時
