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・
そういって、真剣な眼差しで目を合わせてくる忠義。
・
｢大倉さん、なにいって……｣
『大倉さんとか、やめてや』
『昔みたいに忠義って呼んでや、』
・
眉を下げて切なそうな顔をする忠義に
思わず駆け寄りたくなったけれど
ここで本当のことを言ってしまったら、
今までしてきたことが全部無意味になってしまう
それだけは避けたかった。どうしても。
・
｢……記憶とか、戻ってるとか、大倉さん、何言ってるんですか、(笑)｣
｢すみません、失礼しますね｣
・
そういって忠義の横を通り過ぎて屋上の扉に向かって歩き出した時
・
『……じゃあなんで』
『……なんでそのピアス、まだもってるん』
・
背後から聞こえてくるその声に、
ああ、もうこうなる運命なんだなって、
そう思った。
どう頑張っても、もう無理なんだね
どんなにもがいても、私はまたあなたを傷つけることしか出来ないんだね
あなたを守ることも
今から貴方に向けて伝える言葉も、事実も、
全部全部私が悪いんだよ
・
私は、貴方を守れなかった。
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チーずケーキ(プロフ) - 彩葉さん» 勿体ないお言葉有難うございます( ；；)これからもぜひぜひ更新をお楽しみにしていただければ幸いです！有難うございます！ (2019年5月12日 10時) (
レス) id: 93aa1eee34 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉(プロフ) - チーずケーキさんの書かれるお話が大好きで前から読ませていただいてるのですが、今回更新されたお話を読んでいて胸がキューっと苦しくなりました！毎回、更新されていると嬉しくてワクワクしながら読ませていただいてます。これからも応援しています(^^) (2019年5月11日 21時) (レス) id: bcc4124b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーずケーキ | 作成日時：2019年5月11日 19時
