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＿安田side
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Aちゃんが去って数分後
自販機で飲みもん買って休憩してたら
・
『あ、ヤスみっけ』
安｢……おーくら｣
・
いいタイミングなんか悪いタイミングなんか
おーくらがきた。
名前を出してみるべきか、やめとくべきか
・
『こんなとこで何してるん』
安｢……Aちゃんと出会ってなあ｣
『Aちゃん、』
・
明らかに顔が曇ったおーくら。
・
安｢なんかな、ピアス無くしたらしくて一緒に探しててん｣
・
俺のその一言で自分の耳元にぶさらがってるピアスを不意に触った大倉。
たぶん無意識なんやろな
でも紛れもなく、大倉の耳にぶら下がってるそのピアスはさっきまで俺が探してたものと同じ。
・
安｢なんかピアスぐらいでそんななる？ってぐらい必死に探してたから手伝っててん。｣
・
そう言いながら手に持ってた缶をゴミ箱に捨てるために立ち上がる
相変わらず大倉は立ち尽くしたまま。
・
安｢めっちゃ必死になりながら"人生で1番愛した人から貰ったものなんです"ゆーてたわあ｣
・
大倉に背を向けてそう言った俺の言葉で
どんな表情になってんのか、何を感じてんのか
何もわからん
いや、俺なんかが立ち入っていいものなんかじゃないねんけど
それぐらい周りには計り知れへんようななにかが、2人にはきっとあって。
ただ、二人ともめっちゃ不器用なんやろうなあ
そう思って後ろを振り返って視界に捉えた大倉は
今にも泣きだしそうやった。
いきなり振り返った俺にびっくりしたんか、
ちょっとだけ顔を上げた大倉。
安｢……今追いかけな後悔すんで｣
『っ、なん、でそれ、』
安｢あの子の中に、大倉はまだいる｣
安｢ほら、はよいってき｣
そういって大倉の背中を押す。
さっき呼びにきはったAちゃんのマネージャーさんがまた叫んでたから、Aちゃんも脱走したんやろうなあ。
『……ヤス』
安｢わかってる、休憩の時間伸ばしてもらっとくから｣
『……ごめん、ありがとう』
そういって駆け出して行った大倉。
・
安｢……頑張るんやで｣
・
おーくらも、Aちゃんも。
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チーずケーキ(プロフ) - 彩葉さん» 勿体ないお言葉有難うございます( ；；)これからもぜひぜひ更新をお楽しみにしていただければ幸いです！有難うございます！ (2019年5月12日 10時) (
レス) id: 93aa1eee34 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉(プロフ) - チーずケーキさんの書かれるお話が大好きで前から読ませていただいてるのですが、今回更新されたお話を読んでいて胸がキューっと苦しくなりました！毎回、更新されていると嬉しくてワクワクしながら読ませていただいてます。これからも応援しています(^^) (2019年5月11日 21時) (レス) id: bcc4124b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーずケーキ | 作成日時：2019年5月11日 19時
