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桜が咲き始めた4月頭。
この春で無事に高2を迎えられた私達。
蘭｢……やったじゃん、！｣
なんて耳元でコソッと私に伝えてくる親友の蘭。
｢……うん、そうだね｣
横で嬉しそうにぴょんぴょんしてる蘭と私の目線の先には
12. 大倉忠義
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17. 白川A
『今年も同じクラスやん』
なんて後ろから聞こえる声に振り返ると
そこには寝癖を付けたままの忠義。
『中学からもう5年も連続とか呪われてんちゃん』
｢誰が呪ってんのよそれ｣
『それは知らんけど』
｢そーゆーことは寝癖直してから言いな｣
『お前はその顔の丸さどうにかしてからゆえ』
｢……しばく｣
『でも今年も俺の寝癖直してくれるんやろ？』
なんて言いながら頭の上に置かれたちょっと大きめの手。
｢もー髪の毛崩れる｣
とかゆってる割に顔、ゆるゆるですけど、私。
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作者名：チーずケーキ | 作成日時：2019年4月16日 0時
