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ずーっと笑い転げてる忠義を蹴飛ばしてやりたい気持ちをぐっと堪えて今は手一杯に抱えてる資料に集中する。
｢どいて｣
笑ってるだけなら手伝ってくれたっていいじゃん。
なんてイライラしながら教室に向かおうとすると
｢あ、ちょ、｣
一瞬で軽くなる腕。
『うっわ、めっちゃ重いやんこれ、
ようこんなん持ってたな』
｢いいよ、もうちょっと私持つから｣
『じゃあ俺の鞄持って』
もー重たいこれー、だの
教室遠ない？なんで？だの
文句ばっかり言いながらも結局教室まで運んでくれた忠義
｢……ありがとう｣
『やけに素直やん、きっしょ』
｢もう知らないほって帰る｣
『ちょ、A、まってや』
これはそんな私と忠義の、とあるお話。
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作者名：チーずケーキ | 作成日時：2019年4月16日 0時
