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【第1章】 1. ページ1
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｢こんなの1人で持てるわけないでしょ、｣
なんて目の前の資料の山を前につぶやく私。
放課後に生徒会室に呼ばれた私に
" 教室まで運んどいくれー "なんて仕事を押し付けてきた先生。
｢あのハゲ教師め｣
なんて溢れてくる文句をぶつぶつつぶやきながらも、ほかの女子よりも体力も力もある私がこうゆう仕事を押し付けられるのは今に始まったことではない、けれど。
｢よ、いっしょ、っと｣
全部抱えると前が見えないぐらいに積み上がる資料。
こんなに沢山何に使うのか知らないけれどとりあえず前が見えない。
とりあえず抱えて生徒会室のドアを足で閉める。つりそう。
両手が塞がるからリュックみたいに背負ったスクバも落ちてくるし、資料は多すぎて前が見えない上にぐらぐらゆれるから
｢あーーーーーーもう！！！｣
なんて1人で戦ってると
『さすが男並みの力(笑)やば(笑)』
なんてこの光景を笑いながらそう呟いた男。
｢黙れ｣
同じクラスの大倉忠義。
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作者名：チーずケーキ | 作成日時：2019年4月16日 0時
