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風磨「健人君ってAの彼氏?」
悠「そうそう!同じ大学の先輩でね?ちょーイケメンでハイスペックなのよ」
「ちょっとやめてよ(笑)」
樹「いやぁ、健人をものにするとは。Aどうやって攻略したの?」
いや攻略って。確かにあんなにかっこよくてモテモテな健人君が誰から告白されても付き合わなかった。なのになぜ私を好きになってくれたのか、それは私も聞きたいところではある。
ただ一つ言うなら…
「…健人君の愛を素直に受け止めること?」
悠「うわー!!惚気てんの!」
風磨「自分で言って顔赤くしてんじゃねーよ(笑)」
樹「健人の前ではちゃんと恋する女の子だもんなぁAは」
「恋する女の子ってやめて(笑)なんか健人君の前ではちゃんとしなきゃっておもうんだよねぇ」
健人君の前ではこんな風にきゃーきゃー騒げないし、暴言や不満も言わない。
健人君がそういう人だから、私もそれに似合う女性にならなきゃと頑張っている。
私の惚気話(?)やら悠たちの惚気話やら、風磨が今音楽の勉強してるだとか、最近の近況報告を週1で会っているにも関わらず飽きもせず話す私達。
気付けばもう外は夕暮れで、なんだかんだ3時間はカフェで喋り倒していた。
「マスターすみませんこんなに長居しちゃって」
悠「ほんとうちら最近よく合ってるのに喋りすぎ(笑)」
[いやいや、久々に4人揃った姿が見れて嬉しいよ。また来てね]
席を3時間も占領した私達にもこんな風に声をかけてくれるマスターは本当に優しい。
私達がここに通っていたのはこのマスターがいるからでもある。
マスターにまた来るねなんて言いながら、今日は夕方それぞれ予定があるため早めのお開き。
方面が一緒ってことで今日も私は風磨と一緒に帰る。
風磨「樹たちって俺らの前ではあんまりラブラブ感出さないけど、絶対二人きりになったら甘々だよな(笑)」
「それは間違いなくそう(笑)悠が多分恥ずかしがってんだよ」
風磨「てかさ、お前今の彼氏とはどーなの」
「なにその質問(笑)」
急に話を方向転換させやけに真面目な顔をしてそんなことを聞いてくる風磨に少し茶化しながら返事をした。
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作者名:# 希羅 | 作成日時:2022年4月13日 1時