05話 完食 ページ36
再び一礼し、赤い顔を見られぬ様にすぐに向きを変え歩き出した風見の横を降谷も早足で歩く。
Aは別として、隣の上司は己の赤面した顔に気付いただろう。
気まずさと、若干の恐怖が風見を襲う。
隣を歩く上司の纏う空気は、もういつもの上司のものだった。
「分かってるとは思うが…
邪魔はしてくれるなよ?」
「…‼勿論です。」
「ああ…ついでにあいつらに言っといてくれ。
あの店に行きたいなら、俺より射撃の腕をあげてからにしろって。」
1オクターブ下げられた声色に、風見は思った。
そんな日は一生来ない、と。
静かになった店内。
Aは背伸びをして、棚から銅で作られた四角い型を取り出す。
それに付属する木の持ち手も、使い込まれた様子が見てとれる。
Aはそれを久しぶりに手に握った。
しっかりと手に馴染む感覚。
込み上げてくる感情
言葉に出来ない思い
Aは固く目を閉じた。
血が下がる様な感覚に立っていられなくなり、思わず座り込んだAの姿を艶やかな色のバーベナだけが見ていた。
(後書き)
5話長くなり過ぎた。
6話は1話位で終わりたい。
ストックが全く無いので、更新速度落ちるかもしれませんm(_ _)m
原因⑴
謎のスランプ。
モチベーションが、上がらない…
どうやって文章考えてたっけレベル。
原因⑵
最近測定だらけで、どこに潜んでるか分からないストレス!
一発免停恐怖。
抜こうとして覆面だと気付いたあの時の自分神がかってたm(_ _)m
前作、警察悪く書いちゃったからかなー…。
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虎鉄(プロフ) - 朔夜さん» この話において優しいは最高の褒め言葉です、ありがとうございます涙。まさにその通り、ちょろっとしか知りませんがその方をイメージしております!ほっこりをお届け出来ているなら心底ホッとしました。 (2018年6月30日 20時) (レス) id: e9fa573a9b (このIDを非表示/違反報告)
朔夜 - あー、なんて優しい話だー。うっかり某特命係の行きつけを思い出し、かってにリンクさせてホッコリ.....。幸せという花束、ありがとう(^-^) (2018年6月30日 19時) (レス) id: 52c615fe9b (このIDを非表示/違反報告)
虎鉄(プロフ) - ぴよこさん» 即減速したので大丈夫でした笑。この道路でこの制限速度はちょっと…と思いながらも、車社会なので一発免停に怯える毎日です。ご心配お掛けしてすみません!本当にいつもありがとうございます涙。 (2018年6月27日 20時) (レス) id: e9fa573a9b (このIDを非表示/違反報告)
虎鉄(プロフ) - ぴよこさん» 頑張ってきた発言にホロリときそうでした…数字に囚われて精神的に更新に追われてた部分があったので、2日休むだけで大分プレッシャーから解き放たれました笑。未だスランプ中ですが汗。警察学校組を下手に書きたくないってのもあるかもしれません… (2018年6月27日 20時) (レス) id: e9fa573a9b (このIDを非表示/違反報告)
ぴよこ(プロフ) - そして覆面Σ( ゚Д゚)!!免停は免れたのでしょうか((( ;゚Д゚)))?気を付けてください(>_<) (2018年6月25日 21時) (レス) id: 3760492a40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虎鉄 | 作成日時:2018年6月15日 0時