第7章。。。。。。。 ページ8
「 じゃ、早く来いよ。お前に拒否権無いし 」
そう言うと、いつもつるんでいる2人の女子が私の手を掴んだ。凄い力で、私はここまで憎まれているのかと思うと、涙がこみ上げてきそうになる。
痛くて、怖くて、悔しくて、寂しい。
それが、今の私の思いだった。
…舌を噛んでしまい、口の中に鉄の味が広がる。
✻
気が付けば、体育館裏へ連れて来られていた。
どんっ………
思い切り投げられて、手足がコンクリートに掠れて痛んだ。けれど、ここで痛がったら、それに便乗して、もっと酷いことをされるから、我慢した。
「 じゃ〜あ…今日は、コレをしようかなー 」
些か投げやりに言った澤川美姫の手には、金属バットが握られていた。
「 ぇっ……… 」
喉がひりひりして、目がチカチカしてくる。
乾いた悲鳴が、心の中で木霊する。
( 嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ__ )
怖くて堪らなくて、思わず手探りで後ろに下がり続けると、「ゴンッ」という音が耳元でした。…壁に当たったらしい。
ということは、もう私には逃げ場が無いという訳で。
「 だからぁ。お前に、拒否権なんて、ねーんだよ 」
酷く歪んだ顔で、澤川美姫がバットを振り上げた瞬間____
「 ゔっ……… 」
「 …えった、翼っっ__! 」
私は、心の友を見た。
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リーリック(プロフ) - 綺夜音さん» (^◇^) (2018年4月3日 15時) (レス) id: e60ca59755 (このIDを非表示/違反報告)
綺夜音(プロフ) - Disney★さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年3月31日 8時) (レス) id: 8bca99ae07 (このIDを非表示/違反報告)
Disney★ - 綺夜音さん» 凄い面白いです。更新待ってます。頑張ってください! (2018年3月29日 14時) (レス) id: 9f53b71922 (このIDを非表示/違反報告)
綺夜音(プロフ) - リーリックさん» (*^▽^*) (2018年3月23日 12時) (レス) id: 8bca99ae07 (このIDを非表示/違反報告)
リーリック(プロフ) - 綺夜音さん» どいたまです! (2018年3月22日 23時) (レス) id: e60ca59755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺夜音 x他1人 | 作成日時:2018年3月6日 17時