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写真の中だけの存在 ページ1
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元々近いところにいたわけではないけれど、彼の写真をたくさん見るようになればなるほど遠い存在になっていった。
新聞、テレビ、雑誌、どこかには必ずいて、枠の中のあの人を無意識に撫でては我に返って、慌てて見るのをやめる。
なんとも言えない罪悪感のようなものから逃げるように捲った次のページには、
『怪盗キッド、またもや現れる!』と、大きく見出しが書かれていて、暇を潰すために文字を辿った。
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作者名:るる | 作成日時:2019年5月12日 2時