彼と一緒にいてはいけない【今吉】 ページ17
「あ、Aじゃねぇか」
『げっ、花宮さん』
私は今、デパートに 一人で お出かけしていたわけだけど、最悪な先輩と遭遇してしまった。
「ほー、大好きな先輩に対してげっか。あぁ？いい度胸してんじゃねぇか」
『大好きな？ふふっ、花宮さんはご冗談がお上手で。大嫌いの間違いですよ』
笑顔で言われたので笑顔で言い返した。
「ちっ、たく…相変わらず、ツンデレだな」
『ツンは認めますが、アンタにデレをみせたことはない』
「んだと、このビッチ女」
『ビッ！？股を開いたことはありませんから！アンタみたいなクズとは違いますから！』
これが花宮さんとの日常。
会ったらこうなるのがオチだ。
「あぁ、そうか。お前、いつもぼっちだから股を開く男もいねぇか」
『余計なお世話です』
「なんなら、俺に股開いてもいいけど」
『だが、断る』
「ちっ」
『舌打ちって…そういう花宮さんもぼっちじゃないですか』
「俺は今…いきなりいなくなった、バカ共を探してんだよ」
『はぁ、つまりは迷子ですね？』
「ちげーよ！」
『否定も何もできませんよね。この状況で』
そしてまたしばらく変な言い合いをしていると聞き慣れた声が聞こえた。
「おぉ、花宮にAちゃんやないか」
「げっ、今吉さん」
この状況。さっきも聞いた気がする。
『いっまよしさーん！』
勢い良く花宮さんを投げ飛ばし今吉さんに抱きつく。
これもいつものことである。
「いてっ！？A、てめぇ！」
「Aちゃんは相変わらずかわえぇの…」
『今吉さんお祖父ちゃんみたい』
「なんや、いきなり！？酷いのー」
『そんな、今吉さんも好きですよ』
「ははっ、ならいっそ結婚するか？」
『はい！』
「ちょっとまてよ！コイツは俺のだし」
おもいっきり忘れてた花宮さん。
いつもここぞとばかりに邪魔をする。
『女性をコイツ呼ばわりとは…ホント、シンデクダサイ』
「Aちゃん鬼畜！」
「うっせぇ！とにかく、コイツは俺のだ。アンタが手ェ、出すんじゃねぇよ」
「えー、Aちゃんはワシのこと好きみたいやし？」
『大好きです！』
「ちょうど、結婚できる年やし、結婚しよか？」
『はい！』
「だから、許さねぇって！」
「なら、Aちゃんに聞いてみよか」
『今吉さんで』
「即答かよ！」
「そういうことや、花宮。ほな、Aちゃん行こか」
『はい！』
「ぜってぇ、奪い取ってやる」
サトリと悪童の溜まり場ですか、ここは＿
-修羅場-
彼に手紙を書いてはいけない【桜井】→←彼を好きになってはいけない【紫原】＊注意
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れーたん - 忙しい中書いてくれてありがとうございました！すごく良かったです！ (2014年7月19日 14時) (
レス) id: ecfdd5f91d (このIDを非表示/違反報告)
れーたん - ふろーとまかろん.さん» 遅くても大丈夫です！修学旅行、楽しんで下さい！ (2014年5月24日 12時) (レス) id: ecfdd5f91d (このIDを非表示/違反報告)
ふろーとまかろん.(プロフ) - れーたんさん» 了解です！ですが、明日から修学旅行なので遅くなりますがそれでもいいですか？ (2014年5月23日 19時) (レス) id: a73db4460d (このIDを非表示/違反報告)
れーたん - リクしても大丈夫ですか？青峰くんで、切ない、辛い感じの話をお願いします！ (2014年5月23日 10時) (レス) id: ecfdd5f91d (このIDを非表示/違反報告)
ふろーとまかろん.(プロフ) - (=綾ω猫=)さん» 笠松さん、初めてなので下手になるかもですが、ぜひかかせていただきます (2014年5月16日 21時) (レス) id: a73db4460d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふろーとまかろん. | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/macaron1017/
作成日時：2014年2月1日 0時
