ice…16 ページ17
『お邪魔しまーす！』
「はいはい〜」
散らかってるけど、と前置きして
ユミを家へ招き入れる
『思ったより広いね。』
「そう？でもね、壁が薄くてさぁ〜」
あ、適当に座ってて！
そう言ってジュースでも出してあげようと
冷蔵庫を開ける
…のと、ついでに
冷凍庫の方に耳を澄ますと
シンっとしていてホッとする
『あ、ありがとう〜』
「チューハイは夜ね。」
『はいはいー』
お酒が割と好きらしいユミに
昼間からはダメと念押し
. . .
それからは
お互いの近況を報告し合ったり
高校時代の話で盛り上がったり
適当にテレビを見たり…
『あっ、もうこんな時間？』
「本当だ！ご飯…作る？」
『作る？ってなによ。』
「いや、一人暮らしだと作らなくてさぁ〜」
わたしがそう言えば
『まあそうだよね〜』なんて言いながら
なぜかキッチンの方へ向かうユミ
「あぁーっ、ちょと待ってどこいくの？」
『ん？このユミ様がお料理でも作ってあげようと思って？』
料理は得意なの。
ユミは完全やる気で腕まくりしながら
『何ある？』と冷蔵庫を勝手に開けようとした
「っあぁ！！まって！！」
『え…？なにそんな必死に。』
「い、いやほら！恥ずかしいじゃん？中身見られるの！」
『えー？変なの。』
「っはは、えーっと何を作るの？要るもの言って？」
『えっとねー…』
意地でも
冷蔵庫に近付かせる訳にはいかないのだ
だからユミの言うものを
ポイ、ポイ、と中から出して渡す
『料理っていうか…チャーハンでいい？』
「お、おっけいおっけい！」
パタンッと冷蔵庫の扉を閉めて
そこから離れようとした時
赤「Aー！やぁっほー！」
「えっ！？」
『え？』
「え！なに？なんにも？」
いきなり聞こえたダイキの声に
わたしはおかしな反応をしてしまう
『なんか聞こえなかった？』
「…な、なに言ってんのもー！」
『静かにしてろ！』って意味で
バシンッ！と冷凍庫の扉を叩くと
「「 っうお！ 」」なんて小さく聞こえた
. . .
『あっ、お風呂借りていい？』
「うんうん、もちろん！」
『じゃあごめんねお先に〜！』
そう言って着替えを持って
お風呂へ向かったユミを見送って…
「っちょっと！！！」
赤「うおっ！びびった〜」
「びびった〜じゃないしっ！」
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赤い天使(プロフ) - めっちゃ感動しました!7色フレーバー達めっちゃ可愛いのは読んでて分かりました! (2020年1月4日 20時) (
レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 完結おめでとうございます!のんちゃんが擬人化する所とか萌えすぎて燃えました←これからも頑張って下さい(≧∇≦) (2017年1月16日 2時) (レス) id: e071e34f54 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったです。お疲れ様。 (2016年10月23日 19時) (レス) id: 976831957c (このIDを非表示/違反報告)
♪ - 完結おめでとうございます。も〜きゅんきゅんと、可愛さでいっぱいでした。終わってしまうのは、悲しいですが、いつしか番外編が出ることを願ってます。（願望）お疲れ様でした。 (2016年10月23日 14時) (レス) id: bb93fcb95f (このIDを非表示/違反報告)
みきてぃー(*´∀`*)ノ(プロフ) - なかなかのユルさ(笑)まだ、最後まで読んでないけど、発想力がすごい！ユルさ具合も丁度良い(笑)しばらくハマりそうだわ！ (2016年10月23日 0時) (レス) id: 8bd822ce01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす∞
| 作成日時：2016年9月17日 19時
