ice…11 ページ12
「気のせいです！」
わたしはただただそれしか言えなくて
荒々しくカバンの入り口を
ギュッと閉めると
「ちょ、ちょっと抜けます！」
またトモヒロの時と同じだ…
そう思いながら
わたしはすぐさまオフィスを抜け出した
. . .
「なに考えてんの！？」
昨日トモヒロを連れて来た場所で
バッとカバンを開けば
橙「っぷはー！しぬて！あほ！」
赤「息苦しいわ！もー汗っかきなんやから、な！？」
橙「なぁ？ほんまあっつい。」
まずはアキトとダイキが
我れ先にと
カバンをよじよじ登って出てきたと思ったら
…それは衝撃の光景だった
「えっ！？まって、それ取れるの！？」
スポンっ、と
頭の丸みを脱ぎ捨てて
赤「んー？取れるで？」
橙「おん、こっちが本来のオレらやな！」
それはもう普通に髪の毛が生えていて
人間を小さくしただけ、そんな感じ
「…嘘でしょ、」と呟くわたしをよそに
アキトは「うわっ、蒸れてる！」なんて言う
緑「A、またジュース…あつい…」
黄「流石にオレもやばいわ。」
紫「オレらも出よか、ほな。」
桃「オレが出る！！」
青「やめろオレを踏むな。」
すると続々と出てこようとするみんなに
つい辺りをキョロキョロ…
だってバレたらやばいんだから
「…ったく。」
だからどうなっても知らないって言ったのに
そう心の中で文句を言いながらも
ジュースを三本ほど買えば
二、二、三に分かれて
その缶にみんなはピトッとくっついた
橙「うわぁ〜…生き返るぅ〜！」
青「冷たい気持ちええ。」
緑「これをカバンの中に入れとくんよ。」
紫「…オレもこれ脱ご。」
赤「蒸れてんで、てかこれずっと外してよくない？家でも。」
黄「確かに、なんで付けてんねやろ。」
そう言って
みんなして頭の丸みを取りだすから
どんどん人間が増えていく
………というかみんなイケメ、
桃「なぁっ、ノンちゃん嫌やった…！」
「えっ？」
そんな中
テトテトと寄ってきたノゾムは
わたしの指にしがみついてそう言ってきた
「…どうしたの？」
桃「ノンちゃん、Aに怒るアイツやだ！」
そう言って
ぐいーっとわたしの指を引っ張って
涙目の上目遣いでそう言った
「………ノゾムっ！」
やっぱりノゾムはかわいい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1242人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤い天使(プロフ) - めっちゃ感動しました!7色フレーバー達めっちゃ可愛いのは読んでて分かりました! (2020年1月4日 20時) (
レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 完結おめでとうございます!のんちゃんが擬人化する所とか萌えすぎて燃えました←これからも頑張って下さい(≧∇≦) (2017年1月16日 2時) (レス) id: e071e34f54 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったです。お疲れ様。 (2016年10月23日 19時) (レス) id: 976831957c (このIDを非表示/違反報告)
♪ - 完結おめでとうございます。も〜きゅんきゅんと、可愛さでいっぱいでした。終わってしまうのは、悲しいですが、いつしか番外編が出ることを願ってます。（願望）お疲れ様でした。 (2016年10月23日 14時) (レス) id: bb93fcb95f (このIDを非表示/違反報告)
みきてぃー(*´∀`*)ノ(プロフ) - なかなかのユルさ(笑)まだ、最後まで読んでないけど、発想力がすごい！ユルさ具合も丁度良い(笑)しばらくハマりそうだわ！ (2016年10月23日 0時) (レス) id: 8bd822ce01 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ありす∞
| 作成日時：2016年9月17日 19時
