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…アクシデント ページ6

小「AちゃんAちゃん!」




廊下から小瀧くんがわたしを呼んだ


流星は爆睡中で

だからこそっと立ち上がった






「どうしたの?」

小「あのさ!」





教室から少しだけ離れたところ


話を聞けば

流星の誕生日になにかあげたいんだって









「へぇ…案外優しいね小瀧くん!」

小「ん?なんやねんそれ!」

「はは、うそうそ!」




そこから少し喋って




ふと廊下を見渡すと

ゆるゆるとこちらへ歩いてくる

流星を視界に捉えた




…あ やばい







小「うわ またバレた!」

「じゃ じゃあなんか聞いとくよ!欲しいもの!」



流星が拗ねないうちに…








小「おん!ありが」


ありがとう と

小瀧くんが わたしの視線に屈んだとき









ドンッ


小瀧くんの後ろを

走って通った男子生徒




小「っお」




その弾みで

わたしの方へとよろけた小瀧くん




その瞬間











ふわっと軽く

小瀧くんとわたしの唇が触れた




「っ!」




固まるわたしに対し

バッと離れた小瀧くんは




小「…っごめん!」




顔を真っ赤にして 口を抑えた






…え

わたし小瀧くんとキスした!?

こんなことってあるのだろうか





「「…!」」





そして弾かれたように

ふたりして バッと視線を向けた先











小「流星、」



…マズイ







流星は

これでもかってくらいにムッとした顔で

小瀧くんの口をゴシゴシと制服の袖で拭った




そしてひとこと




藤「望のあほ。」




バシッとわたしは手を掴まれ

そのままどこかへ連行された










.










授業開始のチャイムが聞こえる屋上




「流星、」





わたしが名前を呼んだ瞬間

それは流星の口へと吸い込まれた





「っ!」





少し強引な

余裕がないようなキス










そして唇が離れたとき


「いてっ」


コツンと頭を叩かれた






「…あのでもあれは」

藤「Aもあほ。」




ムスっとした顔で

小瀧くんもわたしもあほ呼ばわりだ








「…怒ってる?」

藤「妬いとる。」

「でも小瀧くんは、」

藤「うっさいねん 腹立つからキスさせろや。」




そう言って

また強引にキスが降ってくる







ちゅーなんて可愛いもんじゃない





流星を嫉妬させると

大変なことになるって改めて実感した










リクエスト:みきてぃー(*´∀`*)ノさん

ありがとうございました*

…強引→←…初?



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あい - 脱力の流星めっちゃいい!!結婚はしないのですか??? (2017年9月21日 6時) (レス) id: 463f79201c (このIDを非表示/違反報告)
神山亮愛 - 続きがすごく気になるので、早く更新お願いしますっ!! 頑張ってください! (2017年4月5日 18時) (レス) id: 9410778187 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - 続きが気になります!! (2017年3月31日 22時) (レス) id: d3bd189e35 (このIDを非表示/違反報告)
楓恋 - 脱力系彼氏何回見ても飽きません!続きが見てみたいです!これからもずっと応援しています! (2017年3月31日 1時) (レス) id: 7d8ca43147 (このIDを非表示/違反報告)
ろみこ(プロフ) - 続きが見たいです!よろしくお願いします (2017年2月12日 18時) (レス) id: 374d9ce1d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ありす∞ | 作成日時:2016年3月22日 16時

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