…真夏の ページ17
.
「海だぁー！」
小「海や！女や！」
藤「…あっつ。」
わたしと流星と…なぜか小瀧くんで
海へやって来た
張り切ってわたしは
白と青のボーダーに
真ん中にはリボンが付いている水着を買った
流星も気に入ってくれるかなって
…なのに
藤「望に見られんの嫌やからこれ着て。」
「え。」
流星の大きめのパーカーを渡されて
「でかい、」
藤「…ワンピースやな。」
ははっ、と珍しく笑った
小「なぁ、かき氷買ってこおへん？」
藤「買うてきて。」
光の早さで断られた小瀧くんは
えー！と叫ぶと
小「ほなAちゃん連れてく！」
と、わたしの腕を掴むから
藤「……Aはここで待っとって。」
さり気なくその手を離して
わたしを木陰へ座らせた
「あ、はい…」
置いてかれちゃった〜
なんて思いながら海を眺める
親子連れやらカップルやら
賑やかなことで
「てか暑いし…」
陰とはいえ
パーカーは暑いと思って脱いだとき
『ねね、お姉さんひとり？』
「…へ？」
若い男性ふたりに声をかけられ
わたし？と自分を指差す
『俺らと一緒に遊ぼうよ！』
「え…っといやあの〜」
え？まってこれってナンパってやつ！？
どうしようどうしよう…
なんて
ひとりパニックに陥っていたとき
グインッとすごい力で腕を引かれて
「っうわ！」
藤「…」
流星は無言で
そのままグイグイとわたしを引っ張っていく
小「…っあ！流星なんで先に、」
藤「お前女でもナンパしてこいや。」
小「はぁ！？」
途中すれ違った
かき氷を持った小瀧くんにそう言うと
わたしはそのまま連れて行かれた
.
藤「なんで脱いだん？」
「え？だって暑かったから…」
そう言うと、はぁと溜息を吐いて
藤「ごめんひとりにして。」
「えっ？」
突然そう謝った
藤「さっき言われへんかったけど…めっちゃ似合ってる。」
そして少し照れながら
藤「他の奴に見せたないってか可愛すぎ。」
するといきなり
わたしの胸元に唇を寄せて…
「…っ！？」
藤「これで脱がれへんやろ。」
ニヤッと笑って
ほら。とパーカーをまた渡された
藤「俺の、って。」
シルシ
リクエスト:Aisuさん
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あい - 脱力の流星めっちゃいい！！結婚はしないのですか？？？ (2017年9月21日 6時) (
レス) id: 463f79201c (このIDを非表示/違反報告)
神山亮愛 - 続きがすごく気になるので、早く更新お願いしますっ!! 頑張ってください！ (2017年4月5日 18時) (レス) id: 9410778187 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - 続きが気になります！！ (2017年3月31日 22時) (レス) id: d3bd189e35 (このIDを非表示/違反報告)
楓恋 - 脱力系彼氏何回見ても飽きません！続きが見てみたいです！これからもずっと応援しています！ (2017年3月31日 1時) (レス) id: 7d8ca43147 (このIDを非表示/違反報告)
ろみこ(プロフ) - 続きが見たいです！よろしくお願いします (2017年2月12日 18時) (レス) id: 374d9ce1d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす∞
| 作成日時：2016年3月22日 16時
