…文化祭(再び) ページ13
朋「Aあと頼んだよ！」
「おっけー任せといて！」
エプロンを脱いで
バタバタっと走って行った朋子
いつも冷静な朋子も
文化祭となれば 少し元気
恐るべし文化祭
「わたしは…1時までか。」
クラスの模擬店はすごく人気で
かなり忙しい
『Aそれ取って！』
「はい！」
セカセカしてて
ザワザワしてて
なのに
藤「…えーこれ全部？」
『そう！』
藤「これなしじゃあかんの。」
『だめだよ！もう、…A！』
「はいっ？」
『藤井くんなんとかして！』
そんな無茶な
文化祭は朋子を変えられても
流星は変えられなかったらしい
「流星、」
藤「…」
「働け。」
藤「えー」
流星は無理やり
わたしと同じシフトに入れてもらった
…お昼は一番忙しいのに
藤「しゃーないな。」
そう言って
やっと手を動かし始めた
そんな時
小「やっほー！」
「あ、小瀧くん！」
小「焼きそばひとつ。」
お客さんの小瀧くん
「はい！」
小「ありがと…あ、せや。今日の文化祭のラストさ」
「ん？」
小「……やっぱなんもないわ！」
「え？なに」
小「じゃあねー！」
「ちょ」
ピューンと行ってしまった
なんだったんだろう…
そしてその後も
重「ひとつくーださいっ」
「重岡先輩！」
重「と、うぃず神山な。」
神「うぃずってなんやねん！」
重「しげちゃんと愉快な仲間たちやろ？」
神「知らんわ。」
賑やかな先輩たちも来てくれて
.
そして1時を少しまわり
藤「行こ。」
「あ、うん！」
さほど疲れてなさそうな流星に
ぎゅっと手を握られて
『ラブラブ〜！』
そんな声が飛び交う
「いや、」
否定しようと流星を見ると
藤「…」
ドヤ顔だったので
「ま まぁ…」
否定はしないでおいた
藤「なぁ。」
「ん？」
すると突然
グイッと手を引かれて
「えっ」
藤「危ない。」
「あ…ありがと、」
人から避けてくれて
そしてそのまま ギュってされて
『きゃあっ！』
なんて周りから声が上がるのも気にしない
「流星！」
藤「文化祭やしええかなと思って。」
「いや意味が、」
藤「……ちゅーもしとく？」
「っばか！」
これがのちの
ベストカップル賞に輝いた
バカップルである
リクエスト:にのみーちょすさん
ありがとうございます*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4322人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい - 脱力の流星めっちゃいい！！結婚はしないのですか？？？ (2017年9月21日 6時) (
レス) id: 463f79201c (このIDを非表示/違反報告)
神山亮愛 - 続きがすごく気になるので、早く更新お願いしますっ!! 頑張ってください！ (2017年4月5日 18時) (レス) id: 9410778187 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - 続きが気になります！！ (2017年3月31日 22時) (レス) id: d3bd189e35 (このIDを非表示/違反報告)
楓恋 - 脱力系彼氏何回見ても飽きません！続きが見てみたいです！これからもずっと応援しています！ (2017年3月31日 1時) (レス) id: 7d8ca43147 (このIDを非表示/違反報告)
ろみこ(プロフ) - 続きが見たいです！よろしくお願いします (2017年2月12日 18時) (レス) id: 374d9ce1d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ありす∞
| 作成日時：2016年3月22日 16時
