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神「おい流星!」
校門に止めた車から
ぷりぷりとした様子で
流星の名前を呼んだ 智洋
藤「え なに?」
神「なにちゃう!」
そしてさりげなくまた
流星がわたしを引っ張って
後ろに座らせようとするから
神「あかん!ってかお前ここ座れ!」
それを阻止して
なぜか流星を助手席に乗せた
小「え なに?なに?」
「…さぁ。」
状況が分からないのんちゃんは
キョロキョロ
神「もうのんちゃんにだけ頼むし!」
藤「なんでー?」
神「Aで遊ぶなや、」
藤「遊んでへんよ。」
車が発進してからも
ふたりの言い合いは続いて
小「あれ?もしかしてこれ修羅場な感じ?」
「いやそれはないと思う…」
後ろでふたり
ヒソヒソと話すのが楽しそうなのんちゃん
神「ええからやめろよ流星、」
藤「あーはいはい。」
神「ちゃんと聞け!」
別れ際
そんな会話を交わして
ふたりの言い合いは 終わったようだ
そして車内にふたり
「ねぇねぇ なに話してたの?」
神「ん?忠告。」
「…忠告?」
そう聞けば
赤信号で止まった車
神「A、流星に気い付け。」
「え?」
するといきなり
真面目なトーンでそう言った
「流星は危険な感じしないけど…」
神「Aは鈍感やねんて。」
はぁ とため息をついて
また車を走らせる
「あ でも最近たまに変なこと言ってくるかも。」
神「変なこと?」
「なんだっけ…奪ったろとか。」
思い出して 首を傾げる
「それに今日も朝、家まで迎えに来てたし。」
神「…」
「ちゃんと守られてるんだなぁ。」
神「A。」
「ん?」
すると智洋が
一息おいて こう言った
神「はっきり言うとくな?
流星はお前のこと狙っとる。」
シン とした車内に響く声
それをグルッと頭の中で考えて
「え!?わたし刺されるのっ!?」
神「は?」
「だって狙ってるって、」
神「…ちゃう あほ。」
また はぁ とため息が聞こえて
神「俺から奪おうとしてんねやろ。」
「…え?」
神「Aを。」
奪う…?それって
神「A、流星のこと好きになんなよ?」
「…智洋、」
神「流星はお前のこと好きや。」
確実に。とそう言った
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ぁぃ(プロフ) - 嫉妬したり、ドロドロしていた所すごく良くて、この感想を書く前に何回も読み返すほど良かったです! (2016年10月18日 2時) (レス) id: 20973378e7 (このIDを非表示/違反報告)
そら - とっても素敵なお話でした〜〜!ありがとうございます! (2016年9月12日 0時) (レス) id: 04cf91f7c2 (このIDを非表示/違反報告)
( ? ) ぴぴ(プロフ) - 更新楽しみにしてます!忙しいと思いますが頑張ってください 〜〜 (2016年6月11日 21時) (レス) id: 428cc0ae53 (このIDを非表示/違反報告)
山田 淳(プロフ) - この小説大好きです!神ちゃんと流星に取り合いされるなんて幸せですね♪笑 お話の続きが気になります!!! これからも更新頑張って下さい!応援してます♪ (2016年5月4日 17時) (レス) id: 54fa745ed8 (このIDを非表示/違反報告)
しーたろう(プロフ) - 神ちゃんの溺愛っぷりがすごいいいです!この後の展開も楽しみにしてます! (2016年4月22日 12時) (レス) id: babed0ee6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありす∞ | 作成日時:2016年2月13日 1時