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「っ流星、ごめん離して」
藤「…」
「流星！ねぇ」
だめだ
今追いかけなきゃ
そう思うのに
流星がそれを許してくれない
「お願い…」
すでに半泣きのわたし
それでもまだ
流星なら、流星ならって
信頼を捨てきれないし 強く当たれない
「智洋行っちゃうよ…」
そんなわたしの小さな叫びは
藤「行かせたいけど、」
抱き締められたことによって、消えた
藤「心と体が比例せえへんねん」
「…っ」
藤「俺ずるいから、」
ごめんね流星
でもこんな時でもわたしは
藤「別れてまえばええのにって思ってる。」
智洋に会いたいって思ってるよ
.
本当はその日のうちに
電話だってメールだってなんだっていいから
「…出てよ、」
ちゃんと謝って
智洋と話したかったのに
言い訳なんてしない
正直に
流星を拒めなかった自分が悪いって
「…もう終わりなのかな、」
次の日も
その次の日も
智洋がいない朝
智洋がいない放課後
スカートだって短くしても
あかん！って注意されなくなって
小「A大丈夫…じゃないか。」
「うぅ、」
のんちゃんも事情は知ってて
でもわたしと同じで
流星を突き放すことなんて出来なくて
藤「A、」
小「あほ流星！ばか流星！Aと接触禁止や！」
一日 また一日と
智洋に会えないどころか
連絡もとれない日々が続いた
.
しかし事が動いたのは数日後
智洋 : 話したい事あるから今日迎えに行く。
突然の智洋からの連絡に
ドキッと胸が高鳴ったのも一瞬
「…別れ話…とか、」
そう思い始めると
そうとしか思えなくなってきて
泣きたいような
久しぶりに会えるのが嬉しいような
藤「A。」
ひとり悶々としていたとき
「流星、」
藤「ちょっとええ？」
またのんちゃんのいない時に
流星とふたりになった
藤「…あんな」
「うん」
藤「俺、諦める。」
「うん…え？」
藤「諦めるから。」
突然そう言った
「え、いい…の？」
藤「Aのことやっぱ好き。」
「…」
藤「せやけど、」
はぁ、と一息吐いて
藤「A元気ないん、嫌や。」
そう言って
いつかののんちゃんの様に
ポン、とわたしの頭を撫でた
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ぁぃ(プロフ) - 嫉妬したり、ドロドロしていた所すごく良くて、この感想を書く前に何回も読み返すほど良かったです！ (2016年10月18日 2時) (
レス) id: 20973378e7 (このIDを非表示/違反報告)
そら - とっても素敵なお話でした〜〜！ありがとうございます！ (2016年9月12日 0時) (レス) id: 04cf91f7c2 (このIDを非表示/違反報告)
( ? ) ぴぴ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！忙しいと思いますが頑張ってください 〜〜 (2016年6月11日 21時) (レス) id: 428cc0ae53 (このIDを非表示/違反報告)
山田 淳(プロフ) - この小説大好きです！神ちゃんと流星に取り合いされるなんて幸せですね♪笑 お話の続きが気になります!!! これからも更新頑張って下さい！応援してます♪ (2016年5月4日 17時) (レス) id: 54fa745ed8 (このIDを非表示/違反報告)
しーたろう(プロフ) - 神ちゃんの溺愛っぷりがすごいいいです！この後の展開も楽しみにしてます！ (2016年4月22日 12時) (レス) id: babed0ee6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす∞
| 作成日時：2016年2月13日 1時
