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ソロ〜っと教室を覗くと




「…よし。」




のんちゃんも流星もまだ来ていなかった








「危なかったら逃げる危なかったら逃げる、」


呪文のようにそう唱えていると






小「なんしてんのA。」

「っ!」





バッと振り返れば





「の のんちゃんかぁ…」




後ろから掛けられた声に

心臓がドクンッと跳ねた








「り 流星は?」

小「さぁ?寝坊ちゃう?」




これぞ流星よなーと

のんちゃんは教室に入って行った








「はぁもう、びっくりした。」





心臓に悪い

…でも大丈夫




だって流星だもんね?

今までずっと友達だったんだもん




いつも眠そうでダルそうで

あんな奴怖くもなんともない





そう言い聞かせて、いざ!












藤「邪魔。」

「へ?」




すると突然

コツンと後ろから頭を叩かれた





藤「どいて。」

「…っ流星!」





急いでサッと避けると

いつも通り教室に入って行った流星








…あれ?全然普通じゃない?

むしろいつもより素っ気ないような






「なんだ、」






気が抜ける、とはこのこと

安心してわたしも教室に入ったとき













藤「あ 望。」

小「ん?」

藤「俺、A守護隊 抜けるわ。」






小「え?」

「え?」





そんな会話が聞こえて

つい わたしまで反応してしまった








小「なんやねん急に!」



突然のことに

のんちゃんは冗談だと思っている様子だけど






藤「ごめん。」

小「…え?なんで?神ちゃんのお告げやん!」

藤「おん、やからもう出来へん。」




流星がそう言うと

なんでなんで!とのんちゃんが問いただす







小「反抗期か?反抗期なんか!?」






ガクンガクンと

肩を揺らすのんちゃんの手を

流星はそっと離して








藤「敵から守ってやれへんくなったから。」



と そう言った






そんな流星に

は?といった顔をしたのんちゃんは

すかさず流星の腕を掴んだけど











藤「俺、Aが好きやから。」









サラッとそう言い放った流星に




小「…え?」




のんちゃんは力なく

掴んでいた手を 離した







ま まずい!

のんちゃんには一言も

この話はしていなかったんだ






「あの…のんちゃん」





あのね、と伝えようとした瞬間














小「…えええぇぇぇえーっ!?!?」







とてつもなく大きな声が

教室中に響き渡った

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ぁぃ(プロフ) - 嫉妬したり、ドロドロしていた所すごく良くて、この感想を書く前に何回も読み返すほど良かったです! (2016年10月18日 2時) (レス) id: 20973378e7 (このIDを非表示/違反報告)
そら - とっても素敵なお話でした〜〜!ありがとうございます! (2016年9月12日 0時) (レス) id: 04cf91f7c2 (このIDを非表示/違反報告)
( ? ) ぴぴ(プロフ) - 更新楽しみにしてます!忙しいと思いますが頑張ってください 〜〜 (2016年6月11日 21時) (レス) id: 428cc0ae53 (このIDを非表示/違反報告)
山田 淳(プロフ) - この小説大好きです!神ちゃんと流星に取り合いされるなんて幸せですね♪笑 お話の続きが気になります!!! これからも更新頑張って下さい!応援してます♪ (2016年5月4日 17時) (レス) id: 54fa745ed8 (このIDを非表示/違反報告)
しーたろう(プロフ) - 神ちゃんの溺愛っぷりがすごいいいです!この後の展開も楽しみにしてます! (2016年4月22日 12時) (レス) id: babed0ee6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ありす∞ | 作成日時:2016年2月13日 1時

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