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32.その全てが ページ34

「メッシ、C・ロナウド、ネイマール、その1人の存在(英雄)によってサッカーは無限に進化する。たった1人の輝き(プレー)がチームを国を!世界を変えて行く!それがサッカーと言うスポーツだ!」


そんな絵心さんの言葉に、私達は呆然とするしか無かった。
彼の言葉から、耳を離す事が出来ない。
そしてニヤリと不敵に笑った絵心さんは、確かめる様に私達へ問い掛けて来た。










「戦う準備は出来てるか?その全てが、青い監獄(ブルーロック)にある!!」


一次選考の説明を終えた絵心さんは、そのままモニターを切って消えてしまった。
文句を言っていた人達の反論も全て跳ね返す様な声に、私達は何も言えず立ち尽くすしか無い。
だけどそれと同時に、全員同じ考えを持ち始めた事だろう。


――――『此処で生き残るのは、自分だ』と。
































その頃、青い監獄(ブルーロック)とは別の場所、とあるラグジュアリーホテルでは―――。









「日本サッカーが次に進む為には、このイカれたプロジェクトが必要なんです!」


帝襟アンリを含めた、日本フットボール連合が“青い監獄(ブルーロック)プロジェクト”について記者会見を開いていた。
記者達は皆、高校生達の人生を台無しにしてしまう事に対して反対意見を出している。


だが、唯一脚を止めて聞き入っている人物が居た。
その人物の名は『糸師冴』、日本の天才MFと呼ばれている男だ。
彼は今、偶然にも日本へ帰国しており、この記者会見を目にしていた。


「ここからが、日本サッカーの新しいステージです!“W杯優勝“と言う、新しい夢を見る勇気はありますか?その全てが、青い監獄(ブルーロック)にある!!」


そう言ったアンリは『会見は以上です』と告げ、記者達の文句を聞きもせず、颯爽と立ち去ってしまった。










「糸師ちゃん、そろそろ行かないと……」


マネージャーが、立ち止まっている冴に声を掛ける。
あと少しで、スペインへ帰国する便が出てしまうのだ。
しかし彼は、『キャンセルだ』と一言。


「この国にどんなFW(バカ)が生まれるのか、俺がこの眼で確かめてやる」


冴は青い監獄(ブルーロック)と言う場所に興味を抱いた。
自分の望む存在が生まれるかもしれない、そう思うと無視する事が出来なかったのだ。


――――これがきっかけで、天才MFは自分の人生を大きく変える存在となる少女と出会う事になった。

33.ポジション→←31.原点のサッカー



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設定タグ:ブルーロック , 御影玲王 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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Banri - アイズさん» コメントありがとうございます!少しゆっくりになるかもしれませんが、更新頑張ります!これからもよろしくお願いします! (1月26日 11時) (レス) id: 4def71807c (このIDを非表示/違反報告)
アイズ(プロフ) - 更新待ってます! (1月26日 7時) (レス) id: f7fb020bf2 (このIDを非表示/違反報告)
Banri - コメントありがとうございます!そんな風に言って頂けて、とても嬉しいです!更新頑張りますね、これからもよろしくお願いします! (1月21日 11時) (レス) id: 4def71807c (このIDを非表示/違反報告)
MaO(プロフ) - 一気読みするほど、とても良かったです!続きを楽しみに待っています!応援しています! (1月21日 10時) (レス) id: 96e9700f7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Banri | 作成日時:2024年1月16日 18時

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