変化の時間 ページ20
「なーんか、ショックだよな……」
椅子後ろに傾けて、天井を見ながら言う前原
その言葉に私はドキっとした
でも、それはまったく別のドキドキに変わった
「Aの事、知ってる気でいたんだよなぁ…」
「そーそー! イチゴのショートケーキよりタルトが好きとか!!
同じE組だからって、それだけで知ってる気になってたんだよねぇ…」
「まさかこんな秘密を抱えてたとはね……以外に過去は暗いのね、フフッ…」
どういう話なのか読めないけど
悪い雰囲気ではないのが分かった
「まあ、初めて会った時からオーラ的に普通の人ではないとは皆思ってたけど!」
「Aが意を決して自分の秘密を教えてくれたわけだしさ、今まで通り接して欲しいって言うならそうしてあげなきゃね!」
「今まで以上に暗殺の仕事を任せるのはアリなんだよな!」
「それは……違うんじゃないかな……」
ふと、目線を向けたらカルマ君と目が合った
『ほらね』と言わんばかりの顔をしている
「ありが、と………」
私は涙を流して、その場に座り込んだ
嬉しくて嬉しくて、仕方がなかった
E組に『大石A』として受け入れてもらえた
もう、心配する事はないのだ
絶対に手放すものか
*
*
そのあとは再び義足をつけてその日を過ごした
今までよりも軽いような気がする
帰り、私は先生の元へ行く
「せんせー、ありがと。」
「先生は何もしてません。貴方を変えてくれたのはE組の皆ですから」
ああ、こんな先生を殺すなんてなんだかもったいないな
……こんなこと絶対に言えないけど
「じゃあ最後に先生からひとつ。貴方は先ほどこの場所を全てだと言いました。
なぜ貴方は何事も1つにとらえるのですか?」
「えっ、それは……」
特に意識したわけではなかったので答えれなかった
「バレエにしてもE組にしても、1つのものとして捉えてしまうから失った際にショックを受けすぎるのです。E組はひとつですが、学べることはひとつじゃない。得るものはひとつではないのです。
たとえE組が取り壊されたとしても、全てを失うわけではないということですよ」
「なるほど……」
「少し難しいかもしれませんが、すぐに分かりますよ。貴方はもう変われたんですから」
続く (更新停止中)
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無名 - 磯貝くんに一票！更新頑張ってください！ (2016年7月20日 11時) (
レス) id: c20b583df2 (このIDを非表示/違反報告)
ポラリス(プロフ) - 緋さん» ぶふぉあっ、美しい!! これは是非みんなに見てもらわねば!! ありがとうございます! 次回の更新に合わせて載せます!! (2016年7月11日 19時) (レス) id: 950f8233d7 (このIDを非表示/違反報告)
緋(プロフ) - 出来ました。http://uranai.nosv.org/img/user/data/0/c/f/0cfd468baf56189756517cdff82c87d8.png (2016年7月10日 19時) (レス) id: a9ea5de16a (このIDを非表示/違反報告)
緋(プロフ) - ポラリスさん» ありがとうございます〜！私もバレエをやっていたので私得状態になりますが描かせて頂きます笑 (2016年7月9日 20時) (レス) id: a9ea5de16a (このIDを非表示/違反報告)
ポラリス(プロフ) - 緋さん» あっ、お願いします!!!!!! 設定は絵のページの通りですので!! 緋さん絵がお上手なのでうれしいです( ^ω^ ) (2016年7月9日 19時) (レス) id: abe4d6f3bc (このIDを非表示/違反報告)
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