I am…【1】

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コマ「…何」




『何、じゃないでしょ。ふざけてんのかテメェ」




コマ「ど、ドクター………ごめん」


ドク『…はあ。事情は何となく察したけどさ。
後先考えないで何やってるの！このバカ！』

コマ「ごめんってば」


『自分の身も守れない奴なんてほっとけばいいのにさ』

コマ「ちょっとラピ。
だって同じ顔した奴が死にかけてたんだよ。
助けなきゃ後味悪いじゃん」

ラピ『お前の性格上、ほっとけなかったんだろうけどさ。
でもそのお陰でお前は帰ってこれなくなった。上もカンカンだよ』

コマ「…どんな罰でも受けるよ。俺が全部ね。
みんなには迷惑かけないから」


『おいそれは違うだろ。罰はみんなで受けるつもりだから。
俺らはお前のこと心配してんの』

コマ「ごめんねスコープ。
ね、転送装置が出来上がるのってやっぱ半年後？」

スコ『どうだかなぁ…仕事は変わらず引き受けなきゃいけないし。
おーいギーク、アレどんくらいで出来んの？』


ギーク『…みんな俺が言いたかった事全部先に言いやがって…。
何？転送装置？小型のはわりかし早く出来るけど人1人運ぶのは半年はかかるよ。そう言ったでしょ俺！
なのに無視しやがって！馬鹿ぁ！！』

コマ「でも実験は成功でしょ？
行って、帰って来れた」

ギーク『そうだけどぉ…お前帰って来なきゃ意味ないし…』

コマ「次も期待してる。みんなで迎えに来てね」

ギーク『おいサラっと要望出すな』





ラピッドファイヤーは高木雄也、
スコープは薮宏太、
ギークは伊野尾慧。



全員同じ顔のそっくりさん。
声まで似てる。








コマ「…ドクター」

ドク『何？』

コマ「彼の容体は？」


ドク『……腹部の刺し傷。肋骨が折れて肺に穴が開いてた。あと頭部も鈍器か何かで殴られたみたい。
血が圧倒的に足りない、こっちにもストックが無くて……もうすぐ死ぬよ』






JUMP「！！？」




裕「死ぬ…って」


コマ「………」

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