悪 魔 Part10 ページ10
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ドフラミンゴ｢お前、名前はなんだ。｣
｢...Aよ。｣
ドフラミンゴ｢どこから来た。｣
｢なっ...!? あなたたちが、焼き尽くした島から
無理やり私をここに連れてきたんでしょ！？｣
ドフラミンゴ｢ふっふっふ...そうか。
ベビー5の婚約者を焼き払った島から
連れてきたのか。
...悪いが、全部忘れちまった。
分かるのは、俺が最後にメモしてあった、
�猝椶料阿僚�はワプワプの実の能力者��
ってことだけ。
他のお前に関する記憶は全部なくなった。｣
｢え...?? 何を言っているの...??｣
ドフラミンゴ｢きっと俺はお前のことが気にいって、
シュガーに姿形はこのままでって頼んだんだろうな。
だから見た目は人間のままだが、
お前はもう、おもちゃになった。
シュガーのホビホビの実の能力によってな。｣
ドフラミンゴ｢おもちゃにされた人間は、
皆から忘れられる。
この世界に生きている全ての人間からだ。
だから、誰もお前のことなど覚えていない。｣
｢嘘...でしょ......
そんなこと...｣
私は衝撃の事実に震えた。
本当に身体の震えが止まらなくて、
ガタガタと身体を震わせながら、
その場にしゃがみ込んだ。
ローも...??
ローも私のことを忘れちゃったの...??
私は首にかけていたネックレスを
ぎゅっと握りしめた。
ドフラミンゴ｢ふっふっふ...可哀想に。
だが安心しろ。俺がこれから愛してやる、A。｣
私の名前を呼ぶ悪魔の声に全身に寒気が走った。
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作者名：紫 音 | 作成日時：2020年5月17日 1時
