悪 魔 Part7 ページ7
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その後、何日も何日も、船の上で過ごした。
どうやらドレスローザは新世界にあるらしい。
それは遠いはずだ。
食料もくれた。ファミリーの一員であるからだと。
しかし私は決して食べようとしなかった。
何も食べず3日を過ぎた頃ー。
いつもはドフラミンゴの部下...
ファミリーの幹部と呼ばれる人達が
代わる代わる食事を持ってきたが、
今日はドフラミンゴがやってきた。
他の人達と同じように、私の目の前に
食事をドンと置く。
ドフラミンゴ｢なぜ親切に
食事を提供してやってるのに食べない。
手錠がついてても食べれるだろ。｣
｢あなたたちのご飯なんて信用出来ないわ。｣
ドフラミンゴ｢ふっふっふ...
そんな強気でいられるのも今だけだぞ。
そのままだとお前は餓死する。｣
｢前にも言ったでしょ。
あなたたちといるくらいなら、
死んだ方がましだって。｣
ドフラミンゴ｢これはひどく嫌われたもんだ。｣
ドフラミンゴは、スプーンを手に取ったかと思うと、
ご飯をすくった。
そして急に私の口へとそれを押し込んだ。
｢んん...!?｣
ドフラミンゴ｢俺はお前に餓死されると困る。
だから食え。
自分で食わねぇなら俺がこのままあげ続けるぞ。｣
ドフラミンゴは次から次へと
私の口へとご飯を運んできた。
｢...や、やめて！！////｣
ドフラミンゴに食べさせてもらってる自分が
恥ずかしくなって、私は叫んだ。
｢...わかったわ、自分で食べるから。
早くどっか行ってちょうだい。｣
私はドフラミンゴからスプーンを受け取り、
自分の手で食べ始めた。
ドフラミンゴ｢...ふっふっふ。
それでいい。｣
ドフラミンゴ｢死ぬなよ。｣
｢...!!｣
ドフラミンゴ｢...俺のおもちゃになるまでな。｣
最後、ドフラミンゴはなんと言ったかわからなかったが、いつもの様に不敵な笑みを浮かべながら、
部屋を出ていった。
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作者名：紫 音 | 作成日時：2020年5月17日 1時
