希 望 Part14 ページ42
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｢ロー！！！！！｣
私は思わずローに抱きついた。
ロー｢A...!!
いきなり痛てぇよバカ。｣
そう言いながらも、ローは私を優しく
抱き締め返してくれた。
...あぁ、やっとローを抱きしめることが出来た。
ずっと手錠をつけられていて、
抱きしめることすらできなかったから。
ロー｢...腕も治ってるし、
自力で起き上がれないほどの重症だったのに...
...どうしてだ。｣
｢小人さんたちがね、治してくれたの！！｣
レオ｢はいれす！！僕が腕を縫い合わせ、
マンシェリー姫がチユチユの実の能力で
治癒させました！！｣
ロー｢...これがグリーンビッドに住む小人族。
初めて見た。
それにチユチユの実か...
いい能力だ。ありがとな。｣
ローがニコッと優しく微笑む顔に、
私まで微笑ましくなった。
ロー｢...ドフラミンゴはどうなった。
麦わら屋は。｣
｢今、4段目で戦っているわ。
...私の想いも、ローの想いも、
ドレスローザ国民全員の想いも、
彼は全部任せろと言ってくれた。
その彼の言葉を聞いて、信頼出来ると思った。
ルフィーなら、ドフラミンゴを倒してくれるって...
そう信じれた。｣
ロー｢...そうか。｣
ローは、静かに4段目をみつめた。
激しい戦闘が続いているのだろう。
3段目のこの土地にも、パラパラと
時折瓦礫が降ってくる。
キャベンディッシュ｢ここは危険だ！！
下にバルトロメオがいるはず。
あいつに頼んで下へと降りよう！！｣
ロビン｢えぇ、そうね。行きましょ。｣
皆、2段目へと向かおうとした。
しかし、ローはそこを動かなかった。
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作者名：紫 音 | 作成日時：2020年5月17日 1時
