希 望 Part9 ページ37
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どこからか声がした。
その声に、麦わらも反応する。
？｢Aもそんなに泣くな。泣きすぎだ。｣
確かに、声が聞こえた。
私の名前を呼んだ。
それは、でも、聞こえるはずのない声。
私の大好きな、ローの声ー。
ロー｢麦わら、決して振り向くな。
そのままで聞け。
Aも。黙ってきけ。｣
ロー｢俺は生きてる。｣
ロー｢シャンブルズで、ドフラミンゴに打たれる直前に、下に倒れていたやつと変わったんだ。
だから生きてる。｣
｢...!!｣
私は嬉しすぎて、今すぐにでもローを抱きしめたかったが、ドフラミンゴに気づかれまいと、
必死にこらえ、悲しんでいるフリをする。
ロー｢いいか、麦わら屋。
お前はそのままドフラミンゴを殴りに行け。
そしたら俺は麦わら屋とシャンブルズで交換して、
ドフラミンゴを仕留める。
...ドフラミンゴを仕留められる、一撃があるんだ。｣
麦わらはそれを聞いて、小さくこくんと頷いた。
そして、ドフラミンゴに向かって走り出した。
ルフィー｢うぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ！！！！！｣
ドフラミンゴ｢ふっふっふ...
そんな勢い任せの攻撃が
俺に当たるとでも...」
ロー｢シャンブルズ｣
ドフラミンゴの目の前にいたはずの麦わらは、
一瞬でローに変わった。
死んでいると思っていたローが目の前に現れ、
流石のドフラミンゴも、驚きの表情を隠せない。
ドフラミンゴ｢なっ!! ロー!! お前、生きてたのか!!｣
ロー｢ガンマナイフ！！！！！｣
ローは思いっきり刀をドフラミンゴに突き刺した。
その衝撃に、ドフラミンゴも血を吐いて倒れた。
ロー｢この技は体内からお前を破壊する...!!
いくらお前でも体内から破壊されたら
もうおしまいだ...!!｣
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作者名：紫 音 | 作成日時：2020年5月17日 1時
