希 望 Part5 ページ33
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ローside
ロー｢room........
シャンブルズ。｣
ようやく、1度落として見失った鍵を、
ヴァイオレットの能力で見つけだし、
レベッカという女から鍵を受け取り、
能力を使えるようになった。
もうドフラミンゴのいる王宮の4段目は
すぐそこー。
ここまでくるのに、麦わら屋に運んでもらったお陰で、体力はもうだいぶ回復した。
これならドフラミンゴとの戦いにおいても、
申し分ない。
...あとは、全力でドフラミンゴを倒すのみ。
もともとは、あの人のー、
コラさんの、本懐を遂げるため。
13年間、俺はその為だけに生きてきたのだから。
しかし、今は、
Aを助けるためでもある。
俺は目的を果たす為、
Aを戦いに巻き込まないよう、
あの島に置いてきたー。
...しかし、あの島で何が起きたかはわからないが、
Aは今、ドフラミンゴに捕まって
このドレスローザにいた。
これじゃあAを島に置いてきた意味なんて、
なくなってしまう。
ただただ辛い思いをさせただけ。
もう、Aに絶対辛い思いをさせない。
俺が絶対に助ける。
俺の能力により、4段目に到着したが、
ドフラミンゴの姿は見当たらない。
ルフィー｢ミンゴー！！！！！｣
麦わら屋が大声で叫ぶ。
周りをよく見てみると、
壁に血がたくさんついてあるところがあった。
あれは誰の血だ？
...何か嫌な予感がする。
俺は急いで王宮内へと走り出した。
そして、建物の中に入った瞬間、
通路の奥からカツン...カツン...と、
ドフラミンゴはやってきた。
ドフラミンゴ｢おぉロー、よくここまで来れたな。
それに麦わらも。｣
ドフラミンゴ｢ここまで来れたことは褒めてやる。
...しかし、ちょっと遅かったな。｣
ドフラミンゴは不敵な笑みを浮かべる。
ルフィー｢ミンゴー！！！！！
今すぐお前をぶっ飛ばしてやる！！！！！｣
ロー｢おい、麦わら屋！！ちょっと待て！！
...ドフラミンゴ、一体どういう意味だ。
Aはどこだ！？｣
ドフラミンゴ｢ふっふっふ...
さぁ、どこだろうなぁ。自分で探せ。｣
ロー｢くそっ。｣
俺は、ドフラミンゴが来た方向へと
廊下を突っ走った。
そして、ひとつ扉が空いている部屋を見つけた。
俺は、その部屋へ飛び込んだ。
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作者名：紫 音 | 作成日時：2020年5月17日 1時
