再 会 Part4 ページ15
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昨日の夜は、
ドフラミンゴからローのことを聞いてから、
今日が楽しみでなかなか寝つけなかった。
だから、今朝起きるのも、
いつもよりも遅くなってしまった。
陽の光で目覚め、カーテンを開けると、
王宮の前にたくさんの国民たちが集まっていた。
こんな光景、今まで見た事がない。
耳を済ませると、
『ドフラミンゴ様、七武海を辞めるとはろんとうですか！？』
『この国はどうなるのですか！？』
と皆が言う声が聞こえてくる。
ドフラミンゴが七武海をやめる？
そんな話、昨日一言も言ってなかった...
...一体何があったの？
私はすぐに部屋を飛び出て、
ドフラミンゴを探した。
｢ドフィー？何処にいるの、ドフィー！！｣
王宮内を私は大声で叫んで探し回った。
いつもならたくさんいる幹部たちも、
今日は全然姿を見ない。
｢ドフィー！！｣
王室の扉を開けると、
ドフラミンゴは外の騒ぎなど気にもとめず、
優雅に椅子に座っていた。
ドフラミンゴ｢なんだA。
朝から大声で俺の名前を呼んで。｣
｢七武海をやめるって国民たちが
外で騒いでいるけど本当なの？
そしてこんな時に幹部たちは皆どこへ行ったの？｣
ドフラミンゴ｢なーに、俺が七武海を辞めるわけないだろ。それは誤報だ。
もうじきCP-0がそれを伝えに来るだろう。
...幹部たちはそれぞれの持ち場へと向かっただけだ。今日は昨日も言った通り、来客がくるんでなぁ。
ふっふっふっ...｣
｢CP-0...!?
それに来客って...まさか......｣
ドフラミンゴ｢あぁ、ローだ。
お前の愛するな。｣
ロー......
その名前を聞くだけで、私の胸はとくんと鳴った。
それにしても、ローが来る日にこの騒ぎ。
そしてCP-0を動かすまでの。
絶対何かがおかしい。
ローが危険なんじゃないかと
瞬時に思った。
ドフラミンゴ｢...A、おいで。｣
ドフラミンゴは私を隣の椅子へと呼んだ。
私は呼ばれたままに、その椅子へと向かい、
ドフラミンゴの隣に座った。
ドフラミンゴは私の肩に腕を回し、
頭をなでた。
ドフラミンゴ｢お前は今、俺の女なんだから、
ローに会っても決してローと呼ぶな。
他の男の名前を呼ぶのは許さねぇ。
それから、今日はずっと俺の傍にいろ。
勝手に王宮を出ることは許さない。｣
｢...もちろんよ、ドフィー。｣
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作者名：紫 音 | 作成日時：2020年5月17日 1時
