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_____彼
冨岡義勇は無口で無表情、あまり感情を表に出さない
ポーカーフェイスである。
彼と私の関係、継子とお師匠、そして恋人同士。
しかし、彼はわたしに手を出すどころか赤面のひとつもしないわけで。
仮にも、いや、仮もなにもひとつ屋根の下で共に男女が生活しているのである。
そんな彼がここ最近で唯一感情を大きく表に見せたのは
知る人ぞ知る「生殺与奪」、ではないだろうか。
いや、そんなことは今はどうだっていい。
とにかくあの端正な顔立ちと優しさにわたしだけが翻弄され、感情を昂らせ、顔を赤くしていると思うと悔しい。
これは単なる負けず嫌いだという自覚はある。
わたしに全く手を出してこないかと思えば、時たまに見せる柔らかい微笑みと優しさ。
でも、それだけでは足りないのだ。
我儘、と思われるかもしれないが女の子ならば当たり前の感情なのではないだろうか?
わたしだって彼を照れさせたい、顔を火照らせ耳まで赤くなっているところが見たい。
理性と戦って負けた姿だって見たい。
何枚も上手で、そのポーカーフェイスで彼女を手のひらで転がし(彼女曰く)
そしてそんな彼のポーカーフェイスをうち崩そうという
男女2人の物語
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瑞穂(プロフ) - 作者様はどう思われますか?長文失礼しました (2020年11月12日 20時) (レス) id: e180184c40 (このIDを非表示/違反報告)
瑞穂(プロフ) - キュンキュンしちゃいました。応援しています!話が変わるのですがこの作品の題名と同じ時透君の作品を作ろうと思っています。まだ確定ではないですが。もちろん内容は違うものですが作者様が気になるようですあれば題名を変えようと思っています。 (2020年11月12日 20時) (レス) id: e180184c40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいななせ | 作成日時:2019年11月2日 1時