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冨岡義勇
そろそろホームルーム終わる頃かなぁ。
2年生のわたしは5限まで、3年生の冨岡先輩は今日はは6限だから彼のお迎えが来るまで教室で暇つぶし。
「A？」
「あっ、山田くんお疲れー！ユニフォームってことは部活中？」
「うん、今休憩中。教室にジャージ忘れたから取りに来た。Aは？」
「冨岡先輩待ってる〜」
「だれ？」
「ちょっと部活サボっちゃお」冨岡先輩を知らない同じクラスの山田くんはわたしの前の席の椅子に後ろ向きに座る。
あの人絶対存在がド派手な宇髄先輩と目を引く怖さの不死川先輩に存在感をかき消されてるでしょ…。
「ねぇA」
「結構前に告ったじゃん俺。結局振られたけど」
「うん」
「あれから気持ち変わってない？」
告白されたのは冨岡先輩と付き合う前。元々わたしの片想いからはじまった冨岡先輩とのお付き合い。
今も昔も冨岡先輩以外眼中に無いのだ。
「俺はまだAが好きだよ。時間が経っても諦められない。来週の練習試合、俺の彼女として応援に来て欲しい」
「山田くん、ごめんだけどわたし彼氏い…」
冨岡「A」
「冨岡先輩！？」
山田くんに彼氏がいることを伝えようとしてると、迎えに来てくれた冨岡先輩に手を引っ張られる。
冨岡「帰るぞ」
山「ちょ、え、だれ」
突然の冨岡先輩に戸惑う山田くんとわたしを引っ張ってズンズン歩いていく冨岡先輩、に急いでバックを取り冨岡先輩に引っ張られるわたし。
冨岡「Aに何か用か」
山「…っんな！お前こそAのなんなんだよ！」
冨岡「おまえが望んでいたAの恋人だが」
山「はぁ！？」
「ちょ、待って待って喧嘩になる！」
状況が理解できてない山田くんにため息をつくと冨岡先輩は普通に繋がれていた手を一度ほどき、するりと恋人繋ぎに変えて指を絡ませる。
冨岡「こういうことだ。わかったらもうAには近寄るな」
冨岡先輩は恋人繋ぎを山田くんに見せ付けるようにすると「ほら行くぞ。今日はぷりくらというやつを撮りたいんだろ」そう言ってまたわたしの手を引っ張り歩き出した。
.
通称A専属セコム
彼もまた、A以外眼中に無いのである
「めっちゃ修羅場だったじゃん！同じクラスで同じ委員会なのに気まづくなる！」
冨岡「なら尚更気まずくなった方がいい」
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奏音 - 貴方は神ですか?(訳:本当に最高です｡ありがとうございます) (2019年10月27日 1時) (
レス) id: 9c3c6c7419 (このIDを非表示/違反報告)
あいななせ(プロフ) - 心さん» ご指摘、感想ありがとうございます！修正致しました！全く気づかなかったので感謝です●┓'' (2019年10月7日 0時) (レス) id: 9cd7ba9641 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - 宇髄さんの髄が違います(コソッ とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2019年10月6日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
humi - こういう感じのお話大好きです!続き待ってます! (2019年9月30日 23時) (レス) id: fd2cbcf8f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいななせ | 作成日時：2019年9月30日 3時
